LGBTQとは?SOGIとは?よく分からない!知っていると少し生きやすくなるかも?

LGBT-JAPANの研修とは

※このブログ内では、LGBTsと表現させて頂いています。
LGBTQやLGBTQIAといった様々な表現方法がありますが、何が正解かはないと考えています。
LGBTs(エルジービーティーズ)とさせていただくことで、様々な性別や性的指向、性自認の方がいること
すなわち『多様な性』を表しています。

沢山のLGBTsの団体がある中で、ほとんどが研修や講演会をして存在の周知に努めています。

僕たちの研修内容はオーダーメイド制で、企業、行政、教育機関などご依頼いただいた方々が何を求めているかをお伺いしてから内容を決定し、調査し、お伝えしています。

決まっていることは


・LGBTsの基本的な情報
・性的指向と性自認とは??
・多様な性とは??


あとは全てオーダーメイドです。


企業からのご依頼の場合は、サービス業なら実地調査したり、実際にそのサービスを受けたりして顧客目線でのダイバーシティな観点でサポートをさせていただいております。


参加してくださる方皆様は

知らなくて恥ずかしい
知識がないのですが・・・
言葉が間違っていたらすみません・・・


と謙りすぎてしまっており、ああ・・・ここまで気を使わせてしまう存在にしてしまい、いち当事者として申し訳ない・・という気持ちでいっぱいになります。

いっぱいになるだけではなくて、伝えてもいます。

とにかく言葉選び、聞いてはいけないこと
そんなことは気にせず
何でも聞いてください!!

僕たちはオープンでフランクな当事者です!!

お陰様で、愉しかった、身近に感じれた、聞きたいことが聞けた と嬉しい感想を沢山いただきます。


LGBTsの基本情報


少しだけ研修の内容をお伝えします。

LGBTQとは??


レズビアン・・・女性同性愛者 (女性として女性が恋愛対象)
ゲイ・・・男性同性愛者 (男性として男性が恋愛対象)
バイセクシュアル・・・男性も女性も恋愛対象 (両性愛者)
トランスジェンダー・・・生まれた時に割り当てられた性別とは異なる性自認
クエスチョン(クエスチョニング)・・。自身の性自認や性的指向が定まっていない、もしくは意図的に定めていない


などなど、ここだけでは上げきれないですが様々な人が存在します。

名前のついた性に自分を当てはめることで生きやすい人もいれば
そうではなくて、当てはめない方が生きやすいという人もいます。

本当に人それぞれなのです。


『何か』でないといけないのではなく、『自分』であればいいのです。


性的指向と性自認。4つの性に分けて自分を振りかってみよう

LGBT-JAPANが伝えたいのは、LGBTsを知って!!分かって!!

ではなくて!!

LGBTsという存在をしることで
色々な人がいるんだ、自分はどんな人なのだろう

言った自身の生きやすさへの気づきになれればと思っています。


男と女しかないという世界で生きている場合

生きにくさを感じる人が一定数います。

色々な自分があってよくて、色々な自分の中の性があって大正解!!


あなたの中の、性のグラデーションを感じてみませんか??


まず

人間を4つの性別に分けてみましょう


・生まれてきた性別
・自分が認識している自分の性別
・好きになる性別
・表現する性別



自分に例えると


・生まれてきた性別 → 女性
・自分が認識している自分の性別 → 男性
・好きになる性別 → 女性
・表現する性別 → 男性


といった具合です。

僕の場合は、生まれてきた性別が女性で、自分が認識してう性別が男性なので

LGBTsに当てはめるとトランスジェンダーということになります。

 

さて、あなたはどうでしょうか??
少し一緒に考えてみてください。

自分が好きになる性別のことを

性的指向

といいます。


自分が認識している性別を

性自認

といいます。



最近ではLGBTsとそうでない人と言った隔たりができてしまうので
性的指向と性自認を英語にして

性的指向(Sexual Orientation) と 性自認(Gender Identity)

の頭文字をとった

SOGI (ソジ/ソギ)

と表現するようになっています。


あなたは何?SOGIで表現してみましょう!

僕はLGBTsの当事者性を持ったものですが
それはただの属性です。

SOGIの観点で表現すると


僕は、女性で生まれて男性として生きています。
そして女性が恋愛対象です。


ただこれだけのことです。


LGBTsの当事者性を持っていない人は

自分は、男性で生まれて男性として生きています。
そして女性が恋愛対象です。


ただこれだけのことなのです。



多様な性が存在している、そしてそれは流動的でOK


同性愛者 が特別ではありません。
同性愛者ではない が普通でもありません。

なんなら同性愛者も普通でもありません。

『普通』は、人間の在り方に使うのは不自然です。

普通な人はこの世に一人もいないからです。


『普通』という言葉は、一般常識的な場面や、社会通念的な考え方で使うことはあるかもしれませんが
人間の在り方には少なくとも使うべき言葉ではありません。


LGBTsという言葉があるように、実は皆様多くの『LGBTsではない人』にも言葉があります。

異性愛者を、ヘテロセクシュアル
生まれた時の性と自認している性に違和感がない人を、シスジェンダー

と英語では表現します。


同性愛者は、ホモセクシュアル
生まれた時の性と自認している性別に違和感がある人をトランスジェンダー

というように、英語でも日本語でも表現はあります。


LGBTsとそうではない人

の括りで考えず


『自分は〇〇、あなたは〇〇』


シンプルでいいのです。


そして、一生そうでないといけないという決まりもありません。
GID学会(性同一性障害学会)で


性は流動的であると発表されていました。


昨日まで異性愛だったけど、今日から同性愛でもおかしくありません。
こないだまで、女性として生きていたが、これからは男性として自分を認識している。と言ったこともおかしくありません。


何も一生、生まれた時の性別でいないといけないわけでもなく
一生、好きになる性別が変わってもいけないわけでもありません。


今の自分を尊重してください。
自分を尊重できて、初めて相手を尊重できます。



みんな違って、みんな良い。by 金子みすゞ さん

金子 みすゞさんの詩、『私と 小鳥と 鈴と』が大好きです。
なんて、すべてを尊重した詩なのでしょう。
(知らない方は是非、読んでみてください!ここのすべてが詰まっています)


ありがたいことに、研修や講演会の依頼をいただくと
参加してくださる方はとても真面目に取り組もうと考えてくださいます。


しかし、もっとシンプルでいいのです。

LGBTsや多様な性の言葉を覚えるのではなく、情報として存在を知るだけで十分です。

大事なのは、目の前の人みて、自分をみて、目の前の人を尊重して、そして何より自分を尊重することなのです。


人を傷つけたい!!と思っている人はそうそういません。

傷つけてしまわないように学びたい、そう言ってくれる方もいらっしゃいます。

しかし、当事者からすると、学び、言葉を知っていることより
目の前に存在している人間として向き合ってくれる姿勢や言葉かけ、コミュニケーションが何よりも嬉しいのです。

それは、LGBTsでなくても全員同じですよね??


シンプルに


自分がされて嫌なことは人にしない



これに行き着くのです。



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