LGBTs × 環境保護を目的として活動しています一般社団法人LGBT-JAPANです。
LGBTs当事者がLGBTsのためだけではなく、LGBTsも含めた多様性、人権の視点と、さらに環境をプラスしていくことが大切としています。
すべては繋がっているからです。
LGBTsだけに取り組んでも、本当のダイバーシティな社会にはなりません。
環境問題だけに取り組んでも、生きやすい地球にはなりません。
人間だけに取り組んでも、生物多様性につながりません。
人権を無視していたら、先進国が排出した汚染物や気候変動の影響を受けている人々を無視することになり環境問題を見つめ直せません。
すべては繋がっているのです。
今まで環境問題や気候危機に、そこまでアンテナを張っていなかった方も、LGBT-JAPANをきっかけに新たなアンテナを張っていただけるきっかけになれればと思っています。
LGBTsのコミュニティだけではない輪が広がることを信じて活動していきます。
日本のリサイクルは本末転倒!?
日本のプラスチックごみのリサイクル率は、85%だそうです。
この数字だけ見ると、え、結構日本ってすごいじゃん!と思いませんか?
僕は思いました。
そして誇らしい気持ちになりました。
しかし、その後、危機感に襲われたのです。
リサイクルの6割は『熱回収』といってプラスチックを燃やしたことで、発生した熱を利用して発電などに使うのです。
この方法は、諸外国ではリサイクルとして認めていないそうで、燃やすことはリサイクルではないとしている国々が多くあります。
発電に使っているなら、循環しているのでは?なんて一瞬思ったのですが、そうでもないです。
プラスチックを燃やすということは二酸化炭素が発生します。
二酸化炭素は、温室効果ガスのうちの1つです。
温室効果ガスとは、宇宙に逃げてしまう熱を捕まえて、地球上で生活しやすい温度してくれる働きがあります。
めっちゃ大切!!温室効果ガス!!
どんどん増やそう!!
そのためには、車や飛行機に乗りまくって、プラスチックをガンガン燃やそう!!
お分かりいただけただろうか・・・
何事もやりすぎは禁物です。
増やしすぎた温室効果ガスは地球にたまり、地球はビニールハウス状態になります。
これが地球温暖化の原因の1つと考えられています。
というわけで、二酸化炭素は排出しすぎると大変なことになることが分かります。
さて、話しを戻しますと、日本のリサイクルの6割は熱回収です。
これでも、日本はリサイクルできていると思いますか??
熱回収し、プラスチックを燃やし、二酸化炭素を大量に排出し、しかし熱回収によって発電している。
僕は本末転倒だなと感じました。
ちなみに
プラスチックを燃やしてしまったことありますか??
うっかり、火のそばで燃やしてしまった危ない過去があります。
溶け出したプラスチック容器が臭くて臭くて・・・
火事にも繋がるので、プラスチックは燃やさないに限りますね。
買い物は投票だ!!急に変化するのは難しいから少しづつ。環境問題に気づけたこと、知ることが大切です。
じゃあどうしろと!!!?
今まで環境問題や気候危機にアンテナを張っていなかった方にとっては、何をしていいのか、どうしたらいいのか、生活をガラッと変えないといけないのか・・・
そんな心配や不安、さまざまな声を感じます。
僕もそうでした。
今の生活を180度変えないといけないのかな・・・
移動手段は歩きや自転車だけになるのかな・・・
どうしよう・・・
なんて思いました。
しかし、そうではなくて急に全部変えたり生活を変えたりは現実的ではありません。
継続しないと意味がありません。
少しづつでいいのです。
そうなんだ、と気付けることが大切です。
気づけたことで、買い物するときや何かを選択するときに、ふと思い出して
あ、なら環境保護につながるから、こっちにしてみよう。と選択肢の中に今までになかったものが
ふと生まれるだけで十分なのです。
まずは1歩。
僕は、買い物から考えてみることにしています。
同じものなら容器の素材を考えたり、同じリンゴなら包装されていない方を選んだりしてみています。
野菜はなるべく地元の直売所から量り売りのものや、裸のものを購入しています。
同じものなら、その会社の取り組みや製品出荷などの工程や背景からも調べて買い物する会社を選択しています。
よく水を飲むのでマイタンブラーに水やお茶を入れて出かけています。
(飲みおわった時のおかわりできる場所が今は少ないのが残念です・・・)
どうせなら
どうせ同じコーヒーを飲むなら
どうせ同じ豆乳を買うなら
どうせ納豆を食べるなら
などなど、何か買い物をするときに、どうせ同じものならと環境保護に繋がる方を選択しています。
買い物は投票です!!
みなさんも是非、自分はこうしているよ!なんて取り組みがあったら教えてください!
熱回収が本末転倒ならどうしたらいいの??3Rの残り2つ、リユースとリデュースの存在について
3Rという言葉をよく聞くかと思います。
リサイクル・リユース・リデュース
のことです。
リサイクルは前書した通りなのです、リユースとリデュースとはなんでしょうか??
リユースとは、1度使ったものをごみにせずに、何度も使うことです。
事業者として、使用済みの製品や容器などを回収して再使用することや、消費者としては、フリーマケットなどで不用品の再使用をすることが例として挙げれます。
リデュースとは、無駄なごみをできるだけ出さない、廃棄物の発生を少なくすることです。
事業者として、製品の長期使用可能な開発に努めたり、簡易包装や、食品でいうと食品ロスを削減する仕組みをつくるなどなど、消費者としては、マイバックやマイボトルなどの使用、使用頻度の少ないものをシェアしたり、ものは大切に長く使うなどが挙げれます。
環境保護において、大切な順番は3Rでいうと
1. リデュース
2. リユース
3.リサイクル
という順番になるのが分かりますね!
こうみると古き良き日本の精神は、とてもエコだったんだなと感じます。
何もかもが量り売り、マイバックを持って買い物に行き、大切にものは扱い、その日のうちに食べ切れる量をつくる。
何から自分は取り組めるのかと考えさせられますが、強制的にと感じてしまっては意味がありません。
楽しんで続けれられるエコな生活をしていきましょう!
海の中から地球を考える、プロダイバーが教えてくれるリアルな危機感。地球が壊れている写真つき。おすすめの本です!!
LGBTsの講演会や研修などで各地に行かせて頂いたときに、海を見ることが多くあります。
沖縄も日本海も太平洋も、一見とても綺麗で気持ちのいい風と波の音。
しかしよく見るとごみだらけ。
地球が悲鳴を上げていると感じました。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
人間のエゴで、みんなの地球が汚れているのです。
大きすぎる話しでもオーバーな話しでもなく、地球が汚いのは人間のせいなのです。
そんな海からのきっかけで始めたLGBTs × 環境保護活動。
勉強しようと参加したのは、40年以上プロダイバーとして海をみてきた環境活動家の武本匡弘さんのセミナーでした。
分かりやすい説明と、衝撃的な写真。
実際に見てきた海の変わりようは、とってもリアルで胸が苦しく、なんとかしなきゃ!!と危機感に駆られました。
嘘偽りない、地球の悲鳴が写真から伝わったのです。
そんな武本さんが書いた本があります。
とんでもなく分かりやすい本なので、まずどれだけ地球がおかしいのか、武本さんが見てきた世界の海をこの本で是非体感していただきたいです。
汐文社 『海の中から地球を考える プロダイバーが伝える気候危機』 武本 匡弘氏 著