こんばんは!
LGBT-JAPANのしゅうです!
今日はコスメブランドLUSHさんが世界に向けた
LGBTの人権を尊重するために行ったキャンペーンについての記事を紹介します!
限定ソープの全売上27.5万ポンドを寄付
フレッシュハンドメイドコスメブランドLUSH(ラッシュ)は、
2015年6月25日(木)から7月5日(日)の期間、世界42ヵ国、825のラッシュ店舗にて、
LGBTを含むセクシュアルマイノリティの人権を守り、
誰もが平等に愛する権利を得られる社会を目指すことを目的とした、
「#GAYISOK(ゲイ イズ オーケー)キャンペーン」を実施しました。 このキャンペーンでは、実施期間中に、
「#GAYISOK」とデザインされた限定ソープ『愛する権利(120g/650円税込)』を、
総額25万ポンド(約4,500万円)の売上を目標に、世界中のラッシュ店舗およびオンラインサイトで販売しました。
世界42ヵ国の中で、同性愛が法で認められていない国における約80店舗が、
このキャンペーンを実施することができませんでしたが、
結果、合計10万個以上のソープを販売し、総額27.5万ポンド(約4,950万円)の売上を実現しました。
キャンペーン限定ソープ『愛する権利』の売上げの全額(製造原価と消費税を除く)となる総額27.5万ポンドの寄付は、
5万ポンド(約900万円)を、本キャンペーンのパートナー団体であるAll Outへ、
残りの22.5万ポンド(4,050万円)を、本キャンペーン限定で立ち上げた「Love Fund」という基金に集め、
LGBTの権利を守り、LGBTの人権侵害に対して日々活動する世界中の全ての草の根団体が対象に寄付する予定だそうです。
#GAYISOKゲイイズオーケーキャンペーンを通じたSNSでの拡散
このGAYISOKゲイイズオーケーキャンペーンでは、キャンペーン実施店舗にて、
「もし、あなたが誰かを愛することが犯罪だとしたら?」という問いをお客様に投げかけ、
なぜ「人を愛することが、誰もが持つべき平等な権利であるのか」と思うコメントと共に、
『愛する権利』ソープを持ったセルフィー(自撮り)写真をハッシュタグ「#GAYISOK」をつけて、
TwitterやInstagramなどのソーシャルメディアで発信していただいたとのことです。
LUSHは、このキャンペーンを通じて、3,000万を超える、愛する権利を応援する声を世界中に届けることができました。
キャンペーン実施背景
「#GAYISOKゲイイズオーケーキャンペーン」開始当初、世界におけるLGBTの現状について、
アイルランドでは、2015年5月、世界で初めて同性婚を合法とする憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、
賛成多数で同性婚の合法化が決定しました。
日本においても、2015年2月、東京都渋谷区が同性パートナーシップ条例を可決するほか、
世田谷区や沖縄県那覇市なども含め、日本においてもセクシュアルマイノリティへの対応が進み始めています。
また、このキャンペーン開始翌日の6月26日アメリカでは、国の最高裁判所による判決で、すべての州における同性婚が認められました。
一方、全世界の内75ヵ国では、同性間の性行為を禁じる刑法を施行しており、
その中には、同性愛者に終身刑を含む禁固刑や死刑を科す国も含まれます。
これは、それらの国の総人口にあたる約28億人にとって、ありのままの自分として生きていくことが、
自身の自由や安全、尊厳だけでなく、大切な家族や友人の犠牲につながる可能性があることを意味しています。
LUSHでは、LGBTの権利は、誰もが平等に持つべき人権であると考えているそうです。
これらの現状を、GAYISOKゲイイズオーケーキャンペーンを通じて世界に発信することで、
誰もが平等に愛する権利を得られ、自分らしく暮らせる社会への実現につながることを願っているとのこと。
今後、日本だけでなく世界が一つになって
LGBTに対する概念を変えていく動きに、もっと注力できるようになればいいと思いました。
そのために、今自分にできることは何なのか。
テーマは壮大かもしれないが、日ごろからもっと意識して思考・行動できるようにしていきたいと改めて感じました。
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