Facebookで最近なんでアイコン虹色にしてるの?
こんばんは!!LGBT-JAPAN代表の田附 亮(たつき りょう)です。
最近、お友達の中でFacebookのアイコンが虹色の方いませんか?
そして、なんで?どした?
と思った方も少なくないと思います。
虹色にはこんな意味があったんです!!
`70年代に誕生 in アメリカ
レインボーのデザインは、アメリカ西海岸にいらっしゃいました
ギルバート・ベイカーさん。
`60年代のヒッピーからもヒントを得た、虹色には全ての性や人種、人間性を象徴している虹をデザイン。
虹色に、人類の自由と多様性をみたんでしょうね。
それが視覚的に分かりやすいものとして旗がチョイスされました。
そして彼が初めて、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの総称)の象徴、アイコンとして旗をデザインしてくださった方なのです。
最初は8色、今2色。
現在は、6色のレインボーがLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの総称)のアイコンとして定着しております。
当初は8色で展開されておりました。
全ての色に意味があります。
言い回しは、色んな人で異なるかと思いますが、ざっくりこのような意味があります。
赤: 生命
オレンジ: 癒し
黄: 太陽
緑: 自然
青: 静穏
紫: 精神
でございます。
ここに昔は
ピンク: 命
藍: 芸術
があったんですね。
なぜ8色から6色に?
と思いますよね。私も思いました。
それは
ベイカーさんが考えたピンクのように美しいピンクや藍色が当時表現できなかった。
コストがかかりすぎる。
などの問題からまずピンクが削除されました。そして7色の奇数になったのですが旗を持って行進するのに奇数だとどうもしっくりこない。
3:3で道の両側を行進できたらいいんじゃないかなどの考えから、青に近い藍色がなくなり現在の6色になったとの事でございます。
認知されるまでに約10年・・・
当時の方々は今よりも偏見があり、制作に非協力的な制作会社や染料を扱う所も多かったようで、なかなか旗が作れずにいたようです。
しかし、ベイカーさんを応援している方がの協力により旗が完成。
飛ぶように売れて2時間で完売したとも言われております。
そこから徐々に広がり、現在、世界共通のアイコン『LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの総称)の象徴』として認知されたのであります。
この旗は、当事者は勿論の事、LGBTに対して偏見はなく、むしろ応援していたり協力し合おう、仲間だよという方々の意思表示としても使用されています。
なので、私は俺は違うからなーではなくて、応援してくださったり仲間だよーと思ってくださっている方は是非気兼ねなくご使用くださいませ。
きっとLGBTの方々や、人には言えなくて悩んでいるLGBTの方々の無言の応援になるでしょう。
日本もこれから!
日本では6色レインボーに対しての情報が少なく、何なに流行りなの!?と思った方もいらっしゃると思います。
ざっくりですが6色レインボーの意味をご説明させて頂きました。
私のドイツ人の友人は、私がFacebookのアイコンを6色にしましたらすぐに、いいね!が送られてきました。
世界共通感がすごいなと改めて思ったのと、その友人は男女の御夫婦で彼らの故郷ドイツで暮らしています。
彼らは当事者ではありません。さらに彼らには特に私自身の個性や活動を説明していません。
日本語が全くわからないので、私の記事は読めません。
しかし、視覚から理解できる表現により、国境も言葉も越えて伝わりました。
そこには当事者か当事者でないかは関係なく、色んな人間がいていいよね。という思想の共有ができました。
彼らから、え、そうなの!?みたいな言葉はなく、ただ、いいね!のみ。
なぜかワクワクしました。
今に日本もそうなるぞと思ったからかもしれません。
理由はわからず、ただ胸が熱くなってワクワクしました。感動したのかもしれません。
色んな人がいていいんです。
『色んな人がいていいんです。』これだけの象徴です。自分は違う世界ではなくて、色んな人がいていいじゃんという価値観の表し方の1つとして、御理解ください。
そんな思いと、アメリカでの出来事から
6色レインボーの持つ意味はご存知頂けましたでしょうか。
ではなんで今になって急増したのか。と言いますと。
先日、アメリカでの全州での同性婚が可決されたからです。
アメリカ全土で同性同士の結婚が認められ、関係者は手放しでお祝いムード!!
そんな中、6色にアイコンがカスタムできる簡単なFacebookサービスが始まりましたから、ドドドドと当事者から同じ価値観の方、応援してる方などなどがカスタムしている現象が起こってるんですね。
周りのお友達がもしカスタムされてましたら、一概にLBGT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの総称)当事者とは言い切れませんが、少なからず性の多様性や、人間の多様性に肯定的な人だというのは確かかと思われます。
調べるともっと歴史があるのですが、ざっくりなので今日はここまでとさせて頂きます。