性別適合手術を経て生活面の変化

みなさんこんにちは。ライフ部門のあいです。
本日は昨日に引き続き、性別適合手術を受けた前後のお話です。①では身体的なことに触れたので今回は生活面の変化についてお話したいと思います。

前回のお話しはこちら↓↓

性別適合手術を受けて変わったこと、変わらないこと ①

①でお話したように、外見の変化は基本的には生殖器のみ。その他の変化は、美容整形やホルモンによるところが多いです。では実生活においてはどのような変化があるか。想像が付く部分も多いかも知れませんが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

ファッション

さて、では一番想像が容易なところで男性器がないのでファッション面で少し余裕が出ます。

手術前だとタイトなスカートやパンツを履くとどうしても女性らしからぬものが目立ってしまいますよね。私が一番感動したのはデニムを履いた時のツルリとした前面でした(笑)

この変化は多くのMtF当事者が望むものでしょう。これは恐らく思い描いた通りに実現します。

お手洗い問題

そして前回に引き続き申し訳ないのですが、お手洗いの話。前回書いたように我慢が少ししにくくなります。

それと同時にこれは術後しばらくに限った話ですが、つくったばかりの陰部は腫れている為人によっては苦労する部分もあるかも知れません。

ダイレーション

ダイレーションの煩わしさも変化のひとつですね。これも前回書きましたが、ダイレーションとは人工的につくった膣が塞がらないようシリコンの棒などを膣にいれる行為で、半永久的に必要です。別段エッチぃ気分でもないのに、そういった行為をするのは思ってる以上に大変だと思います。

事実、その煩わしさ故に途中でダイレーションを諦めてしまい、膣が使い物にならなくなったり再手術をしたという人は少なくないようです。

また、術後間もない頃は朝昼晩と日に3回必要と言われ日常生活を考えると難しいこともしばしば。

オリモノの悩み

突然ですが、性別適合手術には大きく2つの方法があるのをご存知でしょうか。

ひとつは反転法といって、男性の切り、その皮を裏返して膣の壁にする方法。そしてもう一つはS字結腸法といって、腸の一部を膣として使う方法です。

両方とも自然に濡れるようにはなりますが、S字結腸法は腸を用いる為に腸液の分泌があります。

その為、オリモノに悩まされる人も多いようです。

また、どちらの手法にも共通して言えるのが自浄作用がない為に、例えばダイレーションなどで潤滑油を使うとシャワーなどで洗い流さない限りはそのまま残ってしまい、結果下着を汚すことになります。

男性の頃ならばまず体験しないことでしょう。

精神的な変化

今まで煩わしかった男性器がなくなったことによる精神的な落ち着きは多くの人にあると思います。

それ以外にも睾丸摘出により、男性ホルモンの分泌がほぼなくなります。

これも個人差はあるのですが、性格などに若干の変化がある場合もあるようです。

よく言われるのが丸くなる、というつです。また性欲の減退も見られます。

私の場合は特に顕著で、全くと言って良いほど性欲がありません。良いか悪いかは別としてかなり変化を感じる部分でしたね。

 

変わらなこと

さて、ここまで変わったことを書いてきました。読んでいただいて感じたかも知れませんが、本当に変わることって大したことはないのです。

一番変わるのは社会に女性として見てもらえる事実と自信。それ以外は他の何者でもない。今まで生きてきたあなた自身です。

だから、性別適合手術をうけて戸籍を変えたらなにかが変わる!と考えるのではなく、今までのあなたがより自分らしく生きられるようになると考えてみて下さい。

以前も書きましたが、性別を変えることがゴールではありません。体が変わることによって起こる変化と、変わらないことを認識して、その後より素敵な人生を送れるよう気持ちの整理をしていただけたらと思います。