企業側のLGBT理解

みなさんこんにちは。ライフ部門のあいです。

みなさんは、企業に勤めるということをどう考えていますでしょうか。

特にLGBT当事者の方は就職先の選択、あるいは勤めてからの車内環境に悩まれる方が多いのではと思います。

私もMtF(生まれた身体は男性、性自認は女性)当事者として就職にはそれなりに悩んだりもしました。今日はその頃のお話と企業のことについて書こうと思います。

過去のブログと被るところがあるかも知れないですが、お付き合いいただければと思います。

差別じゃないすれ違い

私が性別適合手術を受けたのは大学4年生。学生生活も残すところ僅かな冬のことでした。

その為、身体は女性のものとして社会人になることが出来たわけですが、就職活動は男性として行いました。

ただ、本当に普通の男性として就職活動をすれば入社後に女性としてやっていくのが難しいと考えて面接ではカミングアウトもセットで。

数十社の面接を経て、当然落ちた企業もあります。ただ、それは自分がMtF、性同一性障害だからだけだとは思いません。中にはそういったことで落としたところもあるかも知れませんが。

当時の私は“性同一性障害の私を雇ってくれる企業”を探していました。それに対して企業は“自社に利益をもたらす人材”を求めています。

つまり、企業としては性同一性障害であってもそれに関係なく自社の為になる人ならば雇うわけです。

つまり面接におけるカミングアウトは本当についで。そちらがメインになっているうちは採用されにくい状況が続きましたね。

そこに気付いてからは割と就職活動も上手くいったように記憶しています。私は晴れてそれなりに大きな企業に就職しました。

私のこと、つまり性同一性障害だと知るのは人事部と直属の上司と教育係の社員だけ。要は社員のほとんどには隠す形となりましたが、無事女性社員として仕事をしていました。

その会社で働いている間は、上記の上司や先輩方色々と気を遣って下さいました。その気持ちはとても嬉しいものでしたが、当時の青い私はどうしても許容できない事がありました。それは“その気遣い”には“知らない故に発せられる言葉”が含まれることです。

普通に考えたらセクハラぎりぎりの質問なんかも、理解してあげたいが為、ということできかれたりもしました。

今思えば、彼らが私の為にと言ったのは嘘ではなかったのでしょう。しかし、当時の私はそれを受け流すだけの器が出来ていませんでした。

結果として、私はその会社を退職し転職後には性同一性障害ということを積極的に明かすことはしませんでした。

こういった経験をしたLGBT当事者は少なくはないと思います。

偏見や差別からくる言葉の暴力であれば場合によっては戦うこともできるでしょう。

しかし、本当にただ“知らない”というだけの理由でおこるすれ違いはなんだか悲しいですよね。せっかく理解しようとしくれていても、ほんの少しのことで関係に亀裂が入ることもあります。

これはLGBTだけではなく、様々な人間関係において言えることですね。

 

企業の理解

前項で、知らないからすれ違いが起こると申し上げました。

ですが、それは問題だと考えて理解に努める企業も出てきております。一例としてこんなニュースをみつけたのでご紹介します。

 企業の人事担当者に対し、性的マイノリティーのLGBTへの理解を深めてもらうための研修会が、大阪で開かれました。

研修会は、性的マイノリティーであるLGBTの人の就職を支援する団体が、主催し介護事業者ら12社が参加しました。

LGBTの人は、仕事上で、悩みを抱えやすいとされていて、支援団体の担当者から企業として、配慮すべき点について、研修が行われました。

配慮すべき点として、トイレや更衣室は、本人が望む性別での使用を認めることや、同性同士でも、実態が婚姻関係にあれば、配偶者手当てを支給するべきとの説明がありました。

「会社が、カミングアウトできる環境を作れば、十分に対応できると思う」(社会福祉法人人事担当者)

今月25日には、今回研修を受けた介護事業者らが、LGBTの人を対象とした就職説明会を開きます。

LGBTについて企業が学ぶ研修会より引用

私たちの活動もそうですが、このように今多くの人たちがLGBTに対して前向きな理解をしようとしてくれています。これは本当に嬉しい傾向だと思います。

こういった活動に積極的に参加、協力して自分たちでも理解してもらえる努力をしたいと思います。