LGBTとそれを表す言葉

みなさんこんにちは、ライフ部門のあいです。

みなさんはLGBTという言葉の意味をご存知でしょうか。

レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害など性別違和をもつ人の総称)の頭文字をとって繋げた言葉なのですが、これだけでもう4つの用語が登場します。

当事者の私としては、もしくはこれをお読みになってる当事者の方からしてみたら「基本用語」だと思う言葉です。

しかしノンケ、あるいはストレートの方からしたらどうでしょうか。関わりのない世界の言葉を知ることは存外難しいことです。

例えば「単相3線式」という言葉をご存知でしょうか。これは主に一般家庭に届く電気の配電方式です。

…なんて急に何の話だろう?と思われますよね、すいません。ですがこのように説明しても、電機業界に携わっている方以外は用語も、その説明もなんのことかわからないことでしょう。

これがLGBTやそこに関わる用語、あるいはその意味においても言えるということを念頭に読み進めて頂ければと思います。

差別用語は絶対的に悪なのか

さて、では用語について少し掘り下げていこうと思います。

前項でレズビアンを女性同性愛者、ゲイを男性同性愛者と説明致しました。

ですが、LGBTに詳しくない方に「女性同性愛者、男性同性愛者のことをなんと言うか」という質問をすると「レズ、ホモ」と答える方がいらっしゃいます。

これは当事者にとっては耳障りの良い言葉ではありません。いわゆる差別用語という分類になります。

もう少しわかりやすい例を言うならば性同一性障害当事者に対し、「おかま、おなべ」と言うことも同じく差別用語です。

こう呼ばれた当事者の中には「ふざけるな」とお怒りになる方もいらっしゃいます。

しかし、私としてはここで怒ることに少し待ったをかけたいのです。

そもそもこの発言、例えば「レズ」という発言にどのような意図があるのかを汲み取る必要があるのではないでしょうか。

この発言をした人が「このレズ!」と、相手を侮辱する意味でしたのなら憤るのは仕方がないと思います。しかし、その人が女性同性愛者を指す言葉として「レズ」という言葉しか知らなかったらどうでしょう。

悪意のない発言に対し、責め立てることは果たして本当に悪なのでしょうか。

こう投げかけるとしばしば「不勉強なあなたが悪い」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

もちろん、社会に出れば失言が取り返しの付かないことになることもあるでしょう。

しかしLGBTを知らない人が、LGBTを知ろうとして話しかける際にこういった言葉の間違いを犯した時に問い詰めるのは、少々手厳しいように思います。

これではいつまで経ってもLGBTを理解してくれる人なんて増えないとさえ私は思います。

地域によるニュアンスの違い

先日、私は少し面白い体験をしました。

とある関西の企業のMさんとお話していたときのことです。私達はLGBTではない人(つまり心の性別と身体の性別が一致している異性愛者の方)をノンケと呼びます。

ノンケさんのことを、ノーマルやストレートと呼ぶのは対するLGBTがアブノーマルなのか?という意味で違和感を感じる方がいる為です。

この話をMさんにしたとき、彼は「関西では逆にノンケという言葉を使いたがらない傾向にありますよ」とおっしゃいました。

同じ言葉でも一方では好まれ、一方では避けられているわけです。

このように言葉というのは使う人、使う場所によっても大きく意味が変わることもあるわけです。

ならば、その言葉ひとつに目くじらを立てるのではなく、その言葉を使う人の心を汲んで許し合ってコミュニケーションをとりたいと、私は感じます。