ノンケの方の認識

みなさんおはようございます。ライフ部門のあいです。

LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどのセクシャルマイノリティ)に対してストレートやノーマルと言われる人達を、私たちはノンケと呼びます。

そのノンケさんですが今日LGBTが話題にのぼる機会が増えて理解している、あるいは知っているという方も増えているようで大変嬉しく思います。

ではノンケの方たちは、私たちLGBTを実のところどの程度を知ってくれているのでしょう。

本日は私がパートナー(ノンケ男性)との会話の中で気付いたノンケの方のLGBT理解についてお話したいと思います。

ちなみ私はMtF(生まれた身体男性、心は女性)かつバイセクシュアルです。

偏ったイメージの先行

今日の日本はご存知のように情報社会。ちょっとスマホをいじれば情報が湯水の如く溢れています。

しかし、それ故に正しい情報を得るのは、もしかするとインターネットが普及する前より困難かも知れません。

例えば、ゲイやビアン(ノンケの方ではホモやレズといった言葉の方が馴染みがあるかも知れません)という存在はノンケさんでも大抵ご存知です。

しかし、そのイメージはバラエティや物語内の色物扱い、ときにはアダルトビデオのイメージなどひとく偏っています。

同性愛を告白するとよくある反応として『私にはその気はないから!』と一歩ひくような態度。露骨な場合だと気持ち悪い、といった発言まで。

 

これは、同性愛を性的なイメージと直結しているから起こる反応なのではないかな、と思います。

極端な例になりますが、同性愛当事者は異性との性的接触に対して嫌悪感を抱く方がいらっしゃいます。ですが、ノンケの異性と一緒にいることについて嫌悪感を抱くことはほとんどないと思います。

つまり恋愛対象がどちらにむいたとしても、人対人の恋愛外の付き合いならば、何も嫌悪感を抱く必要はないはずです。(嫌だと言っても無理に接触を図る人がいればまた話は違いますけどね)

こういったことを大抵の方は意識していないで、刷り込み的に嫌悪の対象としている人、実は多いと思います。

そもそも知らなかった

ここで、冒頭に出た私とパートナーの会話の例になります。

彼は読書が好きでビジネス書や小説をよく読んでいます。そして先日、たまたま彼は“インターセクシャル”を題材にした小説を読んだとのことでした。

彼は私が性同一性障害で、元男性であることは知っています。それもあってかLGBTにはかなり理解があるように思っていました。

私も彼が理解してくれている=知ってくれている、と勝手に認識していたのですが、彼はその本を読んでみて知らなかったことが多くて驚いたということでした。

考えてみると、私は彼とLGBTに関して話題をそれほど掘り下げたことはなかったのです。

そして、その話題を機に色々と話してみると知らないが故に悪意なく偏見ととられかなねない捉え方をしていることもえりました。

前項とも被りますが、そもそも知らないことに対して正確な判断や対応は出来ない。

そして、悪気があるわけではなく、関わりが無い為興味をもったことのない方にとっては知識は入らないのです。

ちなみに話のきっかけの本はこちら↓

帚木 蓬生『インターセックス』

生殖と移植では「神の手を持つ名医」と評判の岸川卓也院長が率いる、贅沢な施設と高度な医療を誇るサンビーチ病院。泌尿婦人科医の秋野翔子は岸川に請われてこの病院に勤務することになった。そこでは性同一性障害やインターセックスの患者たちへの性転換手術やさまざまな治療が行われていた。翔子は「人は男女である前に人間だ」と主張し、人知れず悩み、絶望の淵にいた患者達のために奔走する。やがて翔子は、彼女に理解を示す岸川の周辺に不可解な変死が続いていることに気づく…。神が創り出した少数派の人間たちの魂の叫び、身体と魂の尊厳。医学の錯誤を見据える世界初テーマに挑む、衝撃と感動のサスペンス大作。

「BOOK」データベースより

インターセクシャルについては、過去にブログでも書いていますのでよろしければご覧ください。

【ブログ】インターセクシャルとは

物語とLGBT

そもそも知識が入らない、とは言いましたがノンケの方にカミングアウトをするにはやはり前提としてどういうものかを知ってもらいたいところ。

かと言って専門書を渡すのはちょっと気が引けますし、自分で説明するのも難しい場合。ときにはドラマや本が効果的かも知れません。

もちろん、事前に自分が内容を把握して事実に近い形で書かれているものを勧める必要はありますが。

特に物語が好きな人は入り込んで読むので、共感してくれる人もいるかも知れません。

ノンケの方の理解について

最後になりますが、ノンケの方のLGBTに対する理解は当事者が望むほど進んではいません。

インターネットをみると批判的なことが書かれていることもあり、検索してみて落ち込むこともえるかも知れません。

ですが、これは当事者やその支援者の方々が動かなければ変わることはおそらくありません。

直接説明するのが苦手でも、先ほどの例のように本一冊で目からウロコ、なんてこともあります。カミングアウトが出来ず辛い思いをしている方はまずそういった“外堀を埋める”アクションを起こすのも良いかも知れません。

そして私たちLGBT-JAPANは、LGBTをノーマライズするべく、声を大にして事実を拡散していきたいと思います。