LGBTって知ってますか?

みなさんこんばんは、ライフ部門のあいです。

このブロクをお読みのみなさんは「LGBTって知っていますか?」と聞かれたら恐らく「知っています」とお答えになることと思います。

しかし、この「知っている」という言葉は意外と曲者で、ただ言葉だけを知っていると言う意味から、深く理解しているという意味まで捉え方が幅広い。

ですから、質問者が「LGBTという言葉の本質まで知っているか」という意味で質問したとして、回答者が「なんとなく言葉は聞いたことありますよ」という意味でYESと答えたならそこで行き違いが起こるわけですね。

このように一対一の会話での齟齬ならば、さほど大きな問題にならずに済むでしょう。

しかし、これが組織対組織だったら。または社会だったら。少しのすれ違いが大きな亀裂ともなり得るかも知れません。

LGBT当事者の持つ「知って欲しい」気持ち

LGBT当事者は長い間周りから理解されずに苦しんできた事実があります。今も理解されてる、と手放しで喜ぶには至ってはおりません。

そのことから、LGBT当事者の中には「もっとLGBTを、私達を知って欲しい」と願う方も少なくありません。これは承認欲求といい、何もLGBTに限った話ではなく、人間の多くが抱く感情です。簡単に言えば他者から認められたい気持ちです。

例えばテストで良い点をとって親に褒められたい子どもの気持ち。例えばSNSにアップロードした写真にたくさんのリアクションを貰いたいという気持ち。根本的にはこれらと同じ気持ちなのです。

LGBTを知って欲しいと言う人々は何も「LGBTは優れている」とか「LGBTを理解しないとは何事か!」なんて気持ちで言っているわけではないのだと、私は思っています。

LGBTを虐げないでほしい。ただ、普通に社会生活を送りたい。愛する人と当たり前に一緒になりたい。そのためにはまず、こんな人達もいるんだよと知って欲しいと思っているのではないか。私はそう考えています。

LGBTの伝え方と伝わり方

さて、前項で私なりの解釈ではありますがLGBT知って欲しいという想いの根底をお伝えしました。

しかし、知って欲しいということ…つまり伝えるという事は当然受取る人達がいるわけです。

それは当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、伝えることに一生懸命になり過ぎると受け手のことが見えなくなってしまうこともあるかと思います。

最近はLGBTを理解しようという動きが社会的に広まりつつあり、それを伝える媒体は様々です。ネットやテレビなどメディア、イベント、パレード、講演会。ちょっと前では考えられないくらい、当事者以外の人がLGBTという言葉を耳にする機会が増えています。

しかし、それ故に「なんのこったか良くわからないけどLGBTだ!」と言葉だけ知っている人も少なからずいらっしゃることでしょう。

何も知らないAさんが道すがらふと目に止まった「LGBT」。それだけでAさんはLGBTの何を理解できるでしょうか。

あるいは特に興味がないLGBTを一方的に力説され、受け入れてくれ!といわれたら。AさんはLGBTに対して好意的に理解しようと思うでしょうか。

知ってもらう、つまり伝えるということは一方的な主張ではなく人対人のやり取りの中でこそ成り立つものです。

伝える手段ばかりに意識が向き、その伝え方で相手にはどう伝わるのか。どこまで伝わっているのか。それが見失われていることがあるようにも感じております。

LGBT当事者が当たり前に社会生活を送るため、その存在を訴えることは必要で、そういった活動をする人達を私は心から応援しています。

しかし、時には立ち止まって相手がどれだけ受け取ってくれたのか。どんな気持ちで聞いているのか。そんなことを考える間があってと良いのかな、と思います。