性同一性障害を告白出来なかった人達

みなさんこんばんは。ライフ部門のあいです

性同一性障害やLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)といった言葉が徐々に世間に知られてきた今日、カミングアウト(自身のセクシャリティを第三者へ告げること)が出来るようになった人も増えているように思います。

ただ、現在でも偏見や差別がなくなったわけではないのでカミングアウトが出来ず苦しむ人もいらっしゃいます。

現在でもこういった状況にあるわけですから、性同一性障害という言葉すら知られていなかった当時、当事者の方は相当辛い思いをしたことと思います。

そして、そうした方々はご高齢になってからも、それを打ち明けられずに今を過ごしているかも知れません。

私は介護職に勤めていた経験がありますが、これまでご高齢の、特に介護を受けられているような方で性同一性障害をはじめとするLGBT当事者とお会いしたことはありません。

ただ、それはもしかすると“いなかった”のではなく“言い出せなかった”のかも知れません。

長年カミングアウト出来ずにいた為、我慢することになれてしまったのかもしれません。

苦しみになれるって、とても悲しいことだと思います。人生の大先輩方、彼らが頑張ってくれたこれまでがあるから私達が今の生活を出来ていると言っても過言ではありません。

そんな高齢者の方に、せめて引退後の生活は本当のご自分で生きて欲しいと思うのです。

介護現場での理解

介護現場では施設にもよりますが、排泄介助や入浴介助があります。

こういった介助は同性の介護士さんが行うことが一般的ですが、もしその利用者さん(高齢者)性同一性障害だったら。

例えばMtFの高齢者であったらなら、戸籍や身体は男性ですが心は女性です。その方が男性に入浴介助をされたなら。もしかしたらそれを嫌と感じるかも知れません。

そういった方に対応できる現場があれば、そう改めて考えさせられた記事がありましたのでご紹介します。

 「LGBTと医療・介護を考える会」が15日、那覇市の沖縄大学で開かれた。性同一性障害であることを公表し、講演活動をしている佐藤悠祐さん=Startline.net代表、介護福祉士=が登壇し、LGBT(性的少数者)が、介護を受ける側になって直面する課題を説明した。

入浴・着替え介助、病室の割り当てなどで、自分の性自認と異なるケアを受け、葛藤を抱える人がいるとして、介護・医療分野でLGBTについて理解することの大切さを説いた。
考える会は、保健・福祉・医療ネットワーク研究会が主催し、大学生やNPO団体、市議ら133人が参加した。
佐藤さんは心の性は男性で身体の性は女性として生まれた。幼少時代から「自分は女の子ではない」と悩み、20歳の時、男性として生きていこうと決意した。現在、特別養護老人ホームで勤務している。
介護を受ける側になったLGBTの人たちが「(同性の)パートナーとの関係をどう伝えればいいのか」「入浴介助で体の性がばれたとき、どんな反応をされるのか」という不安を抱いていることを報告した。
性自認については、同性愛や両性愛のほか、男女どちらでもない「Xジェンダー」、他者に性的要求を抱かない「ノンセクシャル」を挙げた。

引用より引用

LGBTのこれから

冒頭でも述べました通り、LGBTは少しずつ、でも確実に認知されカミングアウトしている人達が増えています。

これからの介護では前項での引用にもあったように、LGBTへの理解がある介護がより求められることになると思います。

認知度が高まる中、社会的な整備が追いついていないのが現状です。

今悩んでいる私達の将来のため、そして次の世代のLGBTが悩まずに過ごせる社会にする為。

私達が声をあげてLGBTを当たり前の存在にしていきたいと思います。