こんばんは。
アパレル部門の、しんぽんです。

今回はLGBT映画のレビュー(感想)を書いて、作品を紹介していこうかなーなんて思ってます。
何を隠そう、大の映画好きなんです。趣味は映画鑑賞♪
学生時代にはレンタルビデオ屋でバイトを3年以上して、勤務シフトの日には無料でビデオを借りて帰るなんて夢の生活をしてました。
ピークの時には、年間で映画館や試写会などで80本前後観ていたこともあります。
今は本業に注力するために映画館に通う頻度はだいぶ下がってますが、Blu-rayやDVDでは時間のある時に気になる作品を観ていたりはしますよ。

ということで、今回レビューを書いていくのは、フランソワ・オゾン監督作品の『彼は秘密の女ともだち』。
あ、ネタバレな内容を含んでしまうレビューになってしまうので、まだ観ていない方は続きを読むかどうかはご判断ください<(_ _)>

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『彼は秘密の女ともだち』ってどんな話?

ヒロインは、子どもの頃からの大親友であるローラを亡くした主婦のクレール。
ローラの死からなかなか立ち直ることが出来ないクレールだが、残されたローラの夫・ダヴィッドや彼らの生まれて間もない娘を守ると宣言してこともあり、悲しみをふりきって彼らを訪ねていく。
すると、そこで目にしたのは女装姿で娘をあやすダヴィッドの姿。ダヴィッドから女装癖をカミングアウトされ、ローラも理解を示していたという話とともに、理解を求められて戸惑うクレール。
だが、ダヴィッドのことを「ヴィルジニア」と名付け、女友達として一緒にショッピングに出かけるなど受け入れていく。
夫に内緒で「ヴィルジニア」と一緒にいる時間を過ごしているうちに、クレール自身の女性性も磨かれていくが、クレールとヴィルジニアの間には親密な空気が流れだしていく……というようなストーリー。

女装癖のある男性と、既婚主婦との女の友情を描いているなんて紹介をしているところもありますが、性自認や性的指向の変化・受け入れなんかも描いている、とても考えさせられる映画になってると思うんですよね。

クレールとローラの関係というか、ローラを見るクレールの視点はレズビアン要素を含んでいるような滑り出しになっているし、異性装者として描かれていたダヴィッドも最終的にMtF(男性として生まれながら、性自認は女性)としての自認で腑に落ちている感じがしているし、クレールとヴィルジニアの関係はMtFレズ(男性として生まれながら性自認は女性で、愛するのは女性)と女性とのレズビアン関係として描かれているようなところがあるし。
より自分らしく、自分に誇りをもって、人を愛するとはどういうことか。そんなことを考えさせてくれる作品になってると思います。

そういう意味では日本で今年公開されたというのは意味がある作品なのかなという風にも思うんですね。まずはLGBTというキーワードがありつつも、その内容はとても深いということが見えてくる指標的な映画でもあるなーと思ったんです。

フランス映画が苦手な方というのもいるかもしれませんが、独特の雰囲気がある映画をつくる監督なので、一度ご覧になることをお勧めしますね(^_-)-☆

フランソワ・オゾンはオープンリーゲイのフランスの映画監督

フランソワ・オゾン監督が日本で紹介されるようになったのは、1998年の作品『ホームドラマ』あたりから。
2001年にシャーロット・ランプリングを主演女優にむかえた『まぼろし』で注目を集めると、2002年のミュージカル仕立てのミステリー『8人の女たち』ではカトリーヌ・ドヌーヴやファニー・アルダン、エマニュエル・ベアールからヴィルジニー・ルドワイヤンなどベテランから若手までの人気フランス女優を集めて、フランス映画の監督として一定の知名度を得ています。
個人的には、2005年の作品『ぼくを葬る(おくる)』が一番好き。この作品は末期がんで余命3ヶ月を宣告されたゲイの男性が、自分に残された時間を死と向き合いながら過ごすさまを描いたもので、今こうやって簡単な内容を書いてるだけで、ちょっと涙腺がゆるみそうになります。
硬軟どちらの作品も自在に撮る監督ってイメージが強いかもしれないです。

全国順次ロードショー中

8/8からシネスイッチ銀座(上映明日まで)・新宿武蔵野館(すでに上映終了)をメイン館に全国順次ロードショーなので、地方だと今後上映がはじまる地域もありますね。
オフィシャル・サイトでの上映予定劇場も確認してみて下さいね。東京では9/19(土)から渋谷アップリンクでの上映にムーブオーバーとなっています。

『彼は秘密の女ともだち』オフィシャル・サイト
http://girlfriend-cinema.com/

もし、この記事を読んで、この映画に興味を持って下さった人・観に行こうと思った方がいたら、ぜひぜひ観終わった後の感想を聞かせて欲しいです。
フォーラムの中の「LGBT-JAPANチャンネル」のコーナーが質問コーナーで掲示板のように投稿を残せるようになっているので、色々な感想を聞きたいです。

それではまた♪