こんばんは。
アパレル部門のしんぽんです。

新年度を迎えた4月1日。皆さんはどのように過ごされましたか?
東京は夜になって雨が降り出してきて、金曜の夜をお花見で過ごそうとしていた人には残念な天候になりましたね。帰りに中目黒駅を乗り換えで通ったら、目黒川の花見をもくろんでいた人が多いのか、めちゃくちゃ混んでました。

なんで、普段使わない中目黒駅で乗り換えて帰ってきたのかというと、毎月1日は映画の日ってことで六本木に映画を観に行ってきたんです。
このブログでもしつこいほどに取り上げてきた、エディ・レッドメイン主演のLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの総称)映画『リリーのすべて』。やっとのことで観てきましたよ。

世界初の女性への性転換手術を受けた画家を描いた映画『リリーのすべて』

デンマークの風景画家、アイナー・ヴェイナーが、同じく画家である妻ゲルダの肖像画の女性モデルの代役を頼まれ、自身の中にある女性性を目覚めさせていったり、リリーという女性として生活していくことで生じる夫婦の愛の関係の変化や、女性としての性自認を確固としたものにする葛藤と自己解放の時間、そして世界初となる男性から女性への性別適合手術へ向かう流れを描いてる作品です。

人と違うということ、概念がない時代の性別違和、周りの好奇の目、理解されない苦しみ。。。映画としては少しあっさりめに描かれているかなという感じはするものの、性別を変えるために手術をするという概念がなかった時代にサポートする医師がいたとはいえ、初めての例として名乗りを上げるその勇気と、それをもって初めて自分が自分らしく違和感なくいられるという方向性に突き進んだその深い思いを感じさせてくれるものでした。

女性として生活をしていこうとする中では、男なのか女なのかとすれ違った男から言葉や暴力を浴びせられたりすることもあったり、自分の中ではより自分らしくいられるためにふるまってる行動が、他の人々からは叩く対象になってしまうようなシーンは見ていて苦しくなるほど。
自分はゲイなので体ごと女性になりたいということはないですけど、自分の中には強い女性性があることは自覚しているつもりです。
そこを女々しいとかナヨナヨしてるってことで叩かれたり、敬遠されることもあるので、より自分らしくいようとふるまってるその行動が受け入れられにくい状況を見させられると、ちょっとシンクロポイントがある感じがするんですよね。

もちろん、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの総称)とくくられているとはいえ、その感覚はそれぞれ全く別のものだし、さらにそこにはそれぞれの人ごとの感覚があるわけだから、他人を理解していくっていうことは実はとても奥が深いもの。
それでも、共通項のある悩んでいる人たちがそれぞれ、違和感のないままに自分らしさを自分の中に見つけて過ごせるようになったら素敵なのになということを考えさせられる映画でした。

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