こんばんは。
アパレル部門の、しんぽんです。

今回取り上げる作品は、LGBTやゲイをメインで取り扱った作品ではないですけど、個人的にジュリア・ロバーツの大ファンでもあるので、取りあげてみました、1997年の作品の『ベスト・フレンズ・ウェディング』。

mybestfriendswedding

その頃のゲイ映画って、インディーズ映画だとグレッグ・アラキ監督の作品がコンスタントに日本上映されていたり、『ハスラー・ホワイト』ってブルース・ラ・ブルースが監督した作品が公開されていたような時期。
メジャー作品だと、『バードケージ』とか『イン&アウト』みたいなコメディ映画にゲイ要素を盛り込んだものが多かったかも。
そういう意味では『ベスト・フレンズ・ウェディング』もゲイ要素を盛り込んだラブコメで、ヒロインと親友のゲイ男性って図式を作った作品でもあるかなと思ってます。

『ベスト・フレンズ・ウェディング』の解説

昔の恋人が再婚することを知って、なんとか略奪しようとする女性を描くコメディ・タッチのラブ・ストーリー。元彼氏で今は友人としてつきあっているマイケルから、結婚するとの知らせを受けたジュリアン。嫉妬に燃える彼女は、彼の愛を取り戻そうと決意。マイケルの婚約者キミーにあれやこれやの嫌がらせを開始する。ジョージと親密なデートをわざと重ねたり、ニセのEメールで二人の関係をぶち壊そうとするが……。
引用:allcinema

ジュリア・ロバーツ、キャメロン・ディアスという2大人気女優の共演で送るロマンティック・コメディ。
『ペリカン文書』以降、これといったヒット作品がなかったジュリアにとって久々に大ヒットになった作品でもあるので、ファンである自分にとっては思い入れの深い作品。
監督のP.J.ホーガンはこれよりも前にも『ミュリエルの結婚』っていう結婚をテーマにしたロマンティックコメディを撮っていて、この作品への足がかりはなんとなく見えるような気もする。
28歳までお互いが独身だったら結婚しようと約束していた元彼である男友達から、突然の連絡がきたかと思えば結婚の報告の連絡。逃がした魚は大きいと思ったのか、それを聞いて初めて彼がとても大事な人であったことに気づくヒロイン。フィアンセに会ってみれば、これがまたパーフェクトなくらいかわいらしい女性。それでも自分の想いをあきらめられないヒロインは彼に結婚を諦めさせようと、あの手この手で意地悪をしていくといった内容の話。
話のストーリーだけ追っていくと、ホントにヒロインのわがままさや意地悪さばかりがクローズアップされてしまうけれど、嫌な役ながらもどこか憎めない女性を体現するジュリアは、こういう役をチャーミングに魅せられる魅力をもった女優さん。
さらに、この子のかわいさにはかなわないとヒロインに思わせるフィアンセを演じるキャメロン・ディアスはホントにキュートの一言。女優デビュー当初はセクシー路線で売るのかと思っていたから、この作品でうまくイメチェンを計れて人気女優の座を不動にするきっかけになったし。
また、ヒロインの相談相手になるゲイの男友達役にルパート・エヴェレットが扮して、飄々としていつつもヒロインを支える友達役を好演してる。ルパート・エヴェレットはこの役で茶目っ気のある演技を披露して、新境地の開拓もできたと思うし。その後、彼のキャリアが低迷したのは残念な限り。マドンナと共演の『2番目に幸せなこと』みたいなゲイの役でしかハリウッド作品では大きな話題に上らなくなってしまった感じがするし。
残念なのはヒロインの相手役のダーモット・マルロニー。とっても好青年な役は魅力的なんだけれど、あまりに普通すぎて個性をそれぞれに発揮するメインキャストの中にあって、周りの輝きに埋没してしまった感が否めないかなと。。。
前半はどちらかというとコメディタッチの要素が強くて、後半に行くにしたがって女の子の心理描写的なものをしんみりとみせるような展開になるって感じで映画のトーンが変わるけれど、その辺をうまく受け入れられるかで面白いか否かって判断もわかれそう。
ジュリアのキャリアのカムバックとさえ言われた当たり役だけに、個人的にはチャーミングなジュリアが見られる作品として大好きな作品。

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