こんばんは。
アパレル部門の、しんぽんです。

今回のLGBT映画レビューは、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督作品で性の多様性をテーマにした『ショートバス』を取り上げてみようかなと思います。
結構映像で観るにはエグいシーンもあるので、好みは分かれそうな作品ではあるんですけど、独特の世界観が面白い作品です。

shortbus

『ショートバス』の作品概要

デビュー作「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で注目を集めたジョン・キャメロン・ミッチェルの監督第2作となる赤裸々なセックスとピュアな愛の物語。911以降の混迷の中、ますます人と人が愛することが難しくなっているという時代認識を背景に、愛に迷える7人の男女が、アンダーグラウンドのサロンで繰り広げられる奔放な性の宴に活路を求める姿を、過激なセックス描写満載で描く。前作でもアニメを手掛けたジョン・ベアの手によるニューヨークの街並みをジオラマに模した3Dアニメも見どころ。

ニューヨーク。グラウンド・ゼロを見下ろすマンションの一室で、プロのSM女王セヴェリンは、客の相手をしながら孤独をかみしめる。一方、カップル・カウンセラーとして様々なカップルの悩みを解決しているソフィアは、夫とのセックスでオーガズムに達したことがないという悩みを抱えていた。そんな彼女のもとにやってきた新たな相談者はゲイのカップル、ジェイムズとジェイミー。彼らのカウンセリング中に、ソフィアはふと自分の悩みを吐露してしまう。そこでジェイムズとジェイミーは、彼女をアンダーグラウンドのサロン“ショートバス”に誘う。そこは、多様な人々が思い思いの愛を求めて心を解き放ち、セックスに身を委ねる場所だった。

引用:allcinema

愛と性の多様性を描いた、チャレンジ精神のある作品

愛と性に悩む男女7人がNYのアンダーグラウンドサロン”ショートバス”で活路を見出していく様を描いたドラマ。
とにかく性描写が過激な作品。
登場人物それぞれが恋人を愛しているのに、愛しているからこそ悩んでしまうセックスの悩みだったり、ありのままの自分でいられない葛藤だったりを抱えたりしていて、かなりキャラクターの悩みの設定は個性的ではあるものの共感を覚えるところはあったなと。
ただ、1回観ただけでは難解なのも確か。何回か観て登場人物たちの心の中に近づいた時にもうちょっと別の見方が出来るようになるかなとも思った。
映像の過激さばかりが目には入ってくるけど、映像の途中に入ってくるNYの街並みをジオラマ化させたアニメだったり、登場するゲイのカップルのアパートメントの部屋の内装やインテリアだったり、もちろんメイン舞台のショートバスの中だったりというところには、ポップさも感じさせるところがあって、ビジュアルにも相当凝っているなーというのがすごく伝わってくる作品。一緒に見た友達なんかは『アメリ』の雰囲気にもビジュアル面では近いものを感じたみたい。
また、少し時間をおいて観てみようかなと思えた作品。それだけテーマは奥深いかなという気がする。

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