カミングアウトって怖いもの?

みなさんこんばんは、あいです。

突然ですが、みなさんはカミングアウトをしたことはありますか?

LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーなど、所謂セクシャルマイノリティと言われる人の総称 )当事者の方や、LGBTに関心のある方はこの質問を聞いて「LGBTであることを告白したことがありますか?」という意味と捉えることでしょう。

しかし、カミングアウトはLGBTに限った話ではありません。人にはちょっと言い難い趣味だったり、実は○○が苦手なんだー、と言ったことだったり。

そう考えてみると、LGBT当事者以外の方にとってもカミングアウトをする側の気持ちって想像しやすい。いえ、もしかしたら経験がある、なんて方も少なくはないのではないでしょうか。

では、「カミングアウトをする人の気持ち」とは実際にどんなものでしょう。ここで私が実際にされたことのあるカミングアウトを参考に考えていきたいと思います。

〜Aさん(30代 女性)とのやりとり〜

Aさん「ねぇ、あいさん。アイドルとかってどう思う?」

私「アイドルってA○Bとか、ジャ○ーズとかですか?あんまり見ないので色んなグループがあるなぁ、くらいにしか。」

Aさん「そっかー。じゃあ、それの追っかけとかってどう?」

私「何かに熱中できるのは凄いですよね。本気で何かに夢中になれるのは羨ましいです。」

Aさん「女性が男性アイドルに夢中になるのもそう思う?」

私「はい。」

Aさん「そっか。実はね、私ジ○ニオタなんだ。しかもかなりの。ひいた?」

以下略

と、こんなやり取りがありました。

私にとって本当にどうでもないことですし、悪いこととは思いません。しかし、Aさんは本気で引かれてないか不安そうでした。

さて、このやり取りから私が気づいたことは大きく3つです。

・人にあまり知られたくないことである

・しかし、私に知って欲しかった

・話した後、相手がどう思ったかを気にしている

カミングアウト、というものは多くの場合(その度合いは違えど)人に知られたくない事実を相手に告白するというものです。

文章にしてみるとなんとも矛盾した行動ですね。しかし、それを伝えた方が楽になる、伝えないことで今後の関係性に影響が出る、ということからカミングアウトの必要性が生じます。

そして、カミングアウトとは知られたくないことを告白すること。言い換えれば告白することで、自分にとって不利益なことが起こると考えられることです。そうなれば、相手の反応が気になるのは当然ですよね。

今回はたまたまアイドル好き、という例を挙げましたがこの部分をご自身の隠したいことや言い難いことに置き換えると、その緊張関を想像するのは難しくないかと思います。

カミングアウトをする人は相手の反応に傷付かないよう身構えたり、緊張しているものです。

カミングアウトのタイミング

カミングアウトに慣れている人は別として、カミングアウトが初めてだったり経験の少ない人は上記のようにとても緊張していることでしょう。

そのせいか、ひどく卑屈になっていたり、逆に伝えることにいっぱいいっぱいになって相手の言葉が耳に入っていないこともあるかと思います。

カミングアウトというと少々特別な感じがしますが、これも人と人とのコミュニケーションのひとつであることを忘れてはいけません。

何度も言いますが、カミングアウトには勇気がいります。その為、自分の心の準備が出来て、さぁ言うぞ!となったときに勢いで言ってしまう、なんて話も耳にします。

しかし、その時相手に心の余裕がなかったらどうでしょう。冷静だったら話を聞いてくれたかもしれない人でも、余裕がないばっかりに思わぬ衝突を生んでしまうかも知れません。

また、いきなり言うのが不安であれば普段の会話から少しずつカミングアウトしたい内容に近い話題をふって反応を見るのも良いかも知れません。

言葉ひとつでかわる印象

先ほどもお伝えしたようにカミングアウトもコミュニケーションのひとつです。

同じ内容を同じ人に伝えるにしても、その伝え方や言葉の選び方でずいぶんと印象は変わります。

例えば言い出しに「ごめん、今まで黙ってたけど聞いて欲しい話があるの。」と付けてみるとどうでしょう。とても神妙な雰囲気になり、相手も聞く為にある程度の心の準備をするでしょう。

その結果、本題を伝えた際に「なんだ、そんなこと?」となるかも知れませんし、ゆっくりと考えて聞いてくれるかもしれません。

逆に、あっけらかんと「そういえば言ってなかったけど私○○なんだよね」と言ってみるのも良いかもしれません。

話の流れで、「えーそうなんだ!それでそれで?」とあっさり済んでしまうこともあるかも知れません。

もちろん、こんなに上手くいくことばかりではないでしょう。しかし、ここでお伝えしたいのはカミングアウトもコミュニケーションであり、相手ありきであるということ。

言い方に正解はありません。相手との関係性やその人の性格を踏まえた言葉遣いをすることで、結果は変わってくるはずです。

実はそんなに気にしていない?

私のセクシャリティはMtF(心は女性、体は男性の性同一性障害)バイセクシャル(両性愛者)です。

その為、色々な言い方で様々な場面でカミングアウトをしてきました。最初の頃はそれこそ、どんな反応が返ってくるか怖かったですが、反応はほとんど「へーそうなんだね」と軽いものでした。

よほど、それに嫌悪感を持っている人は別かも知れませんがLGBTに対して、自分が思っているよりも周りは気にしていないんだな、と感じています。

あまり卑屈にならず、堂々と私の個性だよ、と伝えてみるのも良いかも知れません。