こんばんは!!LGBT-JAPAN 代表の田附 亮です。

今回は、とあるMTFの先輩とあってお話しした時のお話しです。

僕が、今このLGBTの活動の合間に少しですが働かせて頂いているお仕事先は、白金にある鉄板焼き屋さんです。

そこの鉄板焼き屋に来てくださり、店やスタッフを気に入ってくださって懇意にしてくださる方たちがいらっしゃいます。
その方達はMTFの方と、そのお友達の方々やお仕事先の方々です。

ある日、いつも大所帯でいらしてくださるその方が、内うちの仲の良いメンバーでいらしてくださり、カウンター越しに沢山お話しができました。

その方を仮にRさんといたしましょう。

Rさんの考え

Rさんは、性別適合施術を終え、結婚と離婚も経験がある方です。お年は、40歳くらいです。とても綺麗で身だしなみに気を使われている方です。
そして、非常に自分をしっかり持っていて、愛情に溢れている方でした。

Rさんとお話ししておりました時に、Rさん曰く、昨今のテレビは一般市民を勘違いさせる方向で悪気なくLGBTを取り上げているとのことでした。
取り分けゲイの方、MTFの方に対してあやふやな説明、立ち位置でテレビで露出しているとの事でした。

色んな人がいてもいいが、人に分かってもらおうなんて傲慢だと思っているそうです。

彼女は、僕にこう言いました。

『私は、人になにか訴えかけたり、分かってもうらおうとは思っていない。なぜなら、それは傲慢だから』

確かに人に分かってもうらおうとするのは傲慢ではある部分もあるかとはおもいます。そして、昨今のメディアではおねぇ系と呼ばれている方、女装家の方、ゲイの方、一色たんに出演していて視聴者は混乱している部分があるのは事実かと思います。

決して、彼達・彼女達を批判しているわけではないのでご理解ください。

実際に、最近とある一般企業の社長さんやその部下の方達とLGBTについてお話しする機会がありまして、私の考えをお話しさせていただく機会がございました。

MTFやゲイの方達について私の主観を織り交ぜて話させていただきました。

私は、ゲイの方達やMTFの方達みんながみんな明るく面白くて、派手な格好をし、なにを言われても大丈夫のような方達ばかりではありません。むしろそういった人たちの方が少ないかもしれませんと。

その時の彼ら、そうか、そうだよね。そうなんですね。確かにそうだ。
と言ったものでした。

確かに彼女達がメディアにでてくださったおかげで、LGBTの事が認知されていくきっかけになったと思います。

しかし、LGBT当事者でない方達にとっては、ゲイもニューハーフも女装家もMTFも違いが悪気なく理解できず、基本明るくて派手な方達なのだと思っている方も少なくないと私は思います。

決して誰が悪いといった次元の話ではなく、もう次の段階に日本のLGBTは来ているのだと感じます。

その次の段階とは、メディアの世界はLGBTの一部であって、アイコンであり先駆者ではありますが、それが全てではないと言う事伝えさせて頂く事です。

LGBTの先輩方が、顔を出し、私生活をさらけだし、全国ネットで明るく出てくださったおかげで、今の我々の認知に繋がる一部になったと思います。

そのバトンを受け取り、それだけではなくLGBTの中にも人間なのだから色んなタイプの人が存在する事を知って頂く番です。

テレビの力

テレビの力はかなりの影響力が人々にあります。

LGBT関連に関わらず、全ての事にそれは言えるかと思います。

自分の専門とする世界や業種以外の方達が多く紹介されているのがメディアです。ある職種や業種の方が強い影響力のあるアイコンとして存在したら、その業種とイコールに考えてしますのが人間の思考の癖の部分です。

それが、その人が全てではない。
むしろ一部だという事を意識してメディアを見て世の中を理解していきたいと常々思う次第です。

そして、メディアにでる際には、自分がその世界や業種の代表である事は変わりはないですが、伝達者の代表であって、その世界の代表ではないという線引きを観ている側にも分かりやすく出演して頂けたら幸いです。

 

◯◯だからこうでないといけない?

◯◯だからこうでないといけないのではなく、◯◯の中に入るのは、ただの肩書き・職種です。

あなたではありません。あなたを表現する一つのツールでしかありません。

私がR さんから学んだ事を最後の言葉にさせて頂きます。

 

私:『Rさん、お仕事と言いますか、日頃なにをされているのですか?』

Rさん:『私は、Rをしています。私の職業はRであってそれ以上の事は必要ないでしょ?』

 

私は、今もこれからも職業は『田附 亮』である事を忘れず生きていきます。

いつも学ばせて頂ける私の運の良さと、全てのご縁に感謝しかありません。