病院の選択

みなさんこんばんは、ライフ部門のあいです。

性同一性障害当事者の方が、戸籍まで望む性別に変えようとすると避けては通れないのが性転換手術…正式には性別適合手術と言いますが、日本ではこれは絶対条件となってきます。

しかし、ではいざ手術を受けようとなったとき。どこの病院に行こうか迷う方は多くいらっしゃいます。

まず、選択肢として国内か国外かがあると思いますが個人的には海外をオススメします。

理由は単純で、お医者様の手術実績が多いのは圧倒的に海外のため。

日本がダメ、というわけではありませんがやはり数をこなしている方が安心です。

もちろん、国内で受ければ言葉も通じるし退院後何かあった時に行けるというメリットもあります。

それぞれのメリット、デメリットを考慮の上決めてみると良いと思います。

では、国内か国外を決めた後どんな病院を選択するかですがこれも実績や評判を時間を、かけて調べることが一番です。

私が手術を受けたのは6年前で、当時調べた限りで最も評判が良かったのは“ヤンヒークリニック”と“ガモンクリニック”。

この2つは今も選択肢として考える方が多いようです。

 

アテンド会社を使うという選択

私の場合、手術は海外でというのは第一条件として考えていました。理由は先ほども挙げた通り“仕上がり”の良さを重要視したいから。

ただ、海外でとなると不安や問題がある方も多いでしょう。私もそうでした。

当時私は出不精で(今もですが 笑)海外旅行なんて行ったこともありません。

英語やタイ語なんて覚束ないにも程がありますし、ましてや外国の病院を手配する方法なんて想像も出来ませんでした。

それでもインターネットで色々調べるうちに、アテンド会社というものもチラホラ見つけました。

海外旅行でいう旅行代理店みたいなものですね。

正直、最初に見つけた時は疑心暗鬼でした。当時の私の感覚では、性別適合手術にスキルに優れた病院という存在もおぼろげな知識しかないのに、その代理店だなんて。場所も都内のとあるマンションの一室でしたし、初訪問の時はお財布からカードや身分証を抜いて行った程(笑)

ですが、結果としてアテンド会社を使ったことは正しかったと今は思っています。

アテンド会社を使うメリットとしましては…

1.ホテルや病院の手続き、通訳など。言葉の問題をクリアできる。語学に秀でた方でも医学的な言葉は細かく理解できないこともあるかと思います。

2.現地での地理に疎い場合でも、ついてくれる人がいれば安心。退院後も、経過を見るためにしばらく滞在することもあるので現地に詳しい人がいるのは心強いです。

3.病院選びや、手術の方法などを相談することもできる。また、病院によっては個人での申し込みを受けていないところもあるようです。

 

このように、メリットは大きいと思っています。

ただ、気をつけなくてはならないこともあります。性別適合手術については人生で何度も経験することではありません。加えて、経験者も多くない為に情報不足で困った状態の当事者を餌にしようと考えるアテンド会社もあります。

これの見極めは難しいですが、複数の会社を回り信頼できるところを探すべきだと思います。

数社あたるうちに、問題のある会社の情報なんかが耳に入ることもありますので。

 

入院中、術後にあると良いもの

●暇つぶし

いざ手術!となった時。実際にやってみて大変だったのは手術本番よりもむしろその後でした。

MtFの場合ダイレーション(造った膣が塞がらないよう、シリコンなどの棒をいれる行為)などの大変さもありますが、私にとっては退屈が強敵でした。

術後は1週間以上上体を起こすことも出来ない為にとにかく退屈。

なので、パソコンや本など暇つぶしの道具は必須です。

●粉状のスポーツドリンク

これは病院にもよるかも知れませんが、術後しばらくはおかゆのような食事になります。私はそれが口に合わず、しかも出てくる飲み物はお水なので口直しになりません。

そこで重宝したのが水に粉を溶かして作るスポーツドリンク。自販機まで自由に行けない間はとても助かりました。

●ドーナッツクッション

手術は陰部を切るため、術後は椅子に座ると痛いです。そこで役立つのがドーナッツクッションです。日本でも経産婦の方が使うために売られていますね。様々なタイプのものがありますが、私が試したもので一番良かったのはパウダービーズタイプのクッションでしたね。

一番良くなかったのは空気を入れて膨らますもの。表面が硬いので、あまり効果がなかったように思います。

●おねしょシート

介護用のものや、あるいはペット用のトイレシートでも。何に使うかと言うと、ダイレーション時にお尻の下に引きます。

ダイレーションのとき、軟膏や血液が垂れることがあり、それがシーツについてしまうことがあります。

病院はともかく、ホテルのシーツでこれをやってしまうと弁償になることが多いので必須です!

性転換体験談 2に続く

今回は、ざっと手術前の不安や病院の考え方のお話となりました。

次回は私が具体的にどんな経験をして、何を思ったのかを語らせていただきますのでそちらも是非ご覧くださいませ。

次→性転換体験談 ②