物語と自分を重ねる

みなさんこんばんは、ライフ部門のあいです。

みなさんは普段物語を楽しむことはありますか?小説、漫画、ドラマに映画。世の中には物語を楽しむ手段が溢れています。

物語の楽しみ方は人それぞれだと思います。例えば自分の憧れ?世界観に浸ってみたり。美しい物語に単純に感動したり。または、怖いストーリーにスリルを感じたり。

挙げればキリがありませんが、今回お話したいのは登場人物について。物語に登場する人々は話を引き立てる為、ひときわ個性的だったり魅力的だったりしますね。物語に浸る人たちは多かれ少なかれそんな登場人物に共感したり、はたまた反感を覚えると思います。

その登場人物が自分に近しい立場や境遇ならばその共感はより強いことと思います。

その為、例えば幼い子どもが絵本を読んだ場合感情移入するのは“男児”か“女児”になることが多いと考えられます。

子どもが考える性別とは

そもそも性別ってなんでしょうか。というと哲学な話になりそうなので簡潔に。

特に日本では身体的なもの、生殖器が男性器か女性器かでわける二元論的な考えが圧倒的に多いです。

LGBT、とくにトランス(性同一性障害など、身体と心の性別に不一致がある人たち)当事者になると性自認、つまり心の性別に基準を置くことが多く、それ故に二元論的に考えることが難しくなります。

わかりやすく例えを挙げるならば“男性、女性、中性”のような考え方ですね。もちろん、これは大雑把な考え方でもっと多様性に富んでいます。

日本で深く根付いている二元論的な身体的特徴に基づく性別の判断はたしかに基準が明確でわかりやすいです。

それ故、LGBTと関わりのない人々はこれを正として、また“性別が二種類ではない”という考え方を受け入れられずにいます。

大人ですらそんな状態なのです。『性別はオチンチンがあるかどうかで分かれるんだよ』と教わった幼い子どもは更にチンプンカンプンでしょう。

ですが、逆に言えば幼い頃から性別の多様性を教えてあげられれば、頭の柔らかい子どもならすぐに理解してくれるのでは、と私は思います。

絵本と教養

絵本は子どもにとって、教養や常識を身に付けるのに適したツールのひとつです。

子どもは面白い、というようなシンプル感想を述べるにとどまっているように見えますが絵本から様々な情報を吸収し、無意識にせよ、意識的にせよ社会性を身につけます。

そんな絵本の中にジェンダーの問題、つまり性の多様性についての教訓が盛り込まれていたらどうでしょうか。

性別がふたつだけではない。性同一性障害もひとつの個性である、といったことを土台として記憶することができるのではないでしょうか。

こういった話をすると、『不要な同性愛や性転換願望を植え付けることになる』とおっしゃる方がいます。

これは私個人の意見になりますが、そんなことはないと思います。

例えばそう言った教えのもとで育ち、性同一性障害であったり同性愛であると認識したとしても、それはその子が元々もった個性だったのだと、私は思います。

『同性を愛しなさい』『将来あなたは反対の性別になりなさい』と洗脳のごとく教え付けたならともかく、私が言いたいのは『こういった人たちもいるんだよ』と、伝えていきたいということです。

これはLGBTに限った話ではありません。十人十色の多種多様な考え方が存在を認め合うことが、豊かな社会を作ることに繋がるのだと私は思います。

性同一性障害をテーマとした絵本

今回、このようなテーマでブログを書いたのは実際に性同一性障害をテーマとした絵本があることを知ったからです。

絵本のタイトルは『ザ・ロイヤル・ハート』

性同一性障害の王子様が主人公のお話です。この王子様はMtF、つまり身体は男性ですが心は女性。

自身の心と身体が異なることへの葛藤と、本来の性別を手にする感動を描いた物語です。

絵本の詳細はこちら→ザ・ロイヤル・ロイヤル

今日、性同一性障害をテーマに描いた物語は徐々に増えています。これらが色物で終わらず、偏見なく真実を伝えることを願います。

性同一性障害をテーマにした映画

最後にFtMが主人公の映画のご紹介です。

『アバウト・レイ 16歳の決断』が

2016年1月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国ロードショー決定いたしました。

性同一性障害がテーマの映画全国ロードショーということで今から楽しみです♪

この映画を紹介しているブログもありますのでよろしければこちらからご覧くださいませ。