GIDパートナーの悩み
みなさんこんにちは。ライフ部門のあいです。
先週のことですが、LGBT-JAPANではGID(性同一性障害)のパートナー向け交流会を開催致しました。
その時の様子はこちらGIDとパートナー交流会
交流会は様々なセクシャリティの方々が集まり、様々な悩みや話題が飛び交いおかげさまで大変盛り上がりました。
私も当日はスタッフというよりも、みなさんの中に入り色々な話をさせてもらいその中でなかなか話題にしにくい、けれど大切なお悩みが出ていたので今回取り上げさせていただきます。
FtMの彼氏を持つ彼女さん
交流会では、FtM(女性から男性への性同一性障害)の彼氏を持つ彼女さんもいらっしゃいました。
色々なお悩みが出ましたが、印象に残ったのは所謂“夜の事情”について。
特に人には聞きにくいし、でも大事なことですよね。この話では女子会のようなノリで盛り上がり、私もちゃっかり参加していました(笑)
さて、本題に入りますとまず“どうやってするのか”
という話題。
MtF(男性から女性の性同一性障害)の場合ですと、性別適合手術によって増膣が出来るため性交渉に困ることは少ないです。
しかし、FtMの場合は性別適合手術を経ても性交渉をするのは困難です。
男性器をつくることは可能ですが、所謂柔らかいままなのでことに至ることが難しいんですね。
それは手術前ももちろん同様で、彼氏彼女ともに“入れるもの”が無い為どうしたら良いかわからないということです。
FtM彼女側の悩み
自分がしてもらえない、ことよりどうしてあげたら良いかわからないという話を聞きます。と、いうのまFtMの方の場合は、自分の身体が女性でえることを見られたくない(例え相手が理解してくれていても)という思いから着衣のままことに及ぶことご多い為です。
性的な意味で触られることを嫌う方もいらっしゃいますね。
もちろん、みんながみんなそうではありませんが、FtM彼氏さんの場合は身体よりも彼女を喜ばせてあげることで精神的に満たされることが多いようなです。
むしろ、無理に脱がされることの方が嫌だ…という人も多いのでお互いの嫌なこと、求めることを理解し合うことご大事ではないでしょうか。
結論を言うとキスと指で愛し合うのが多数派のようです。
オモチャを、という話も出ましたがこれはどちらかと言うと彼女側が好かない場合が多いのでFtMの彼氏さんも無理強いしないように注意ですね(笑)
MtFの場合
これも人によりますが、こちらはFtMに比べて脱ぐことに抵抗が少ない場合が多いように思います。
自身の身体に嫌悪感はあるので、喜んで脱ぐ人はあまりいないと思いますが、恋人同士でなら…という人はいますね。
私も実はそういったタイプです。ホルモンで(性器以外)女性に見えるようになった頃は特に何も思わなくなりました。不思議。
MtFの場合は彼氏と性交渉に及ぶのがさほど難しくないことも理由のひとつでしょうか。詳細はここでは避けますが(笑)
お互いの嫌がることはしない
当たり前かつ、これは性同一性障害のパートナーに限りませんが嫌がることには意味があります。
そして、何に満足するかも人それぞれ。
性同一性障害の、特に変化の途中の段階ではコンプレックス満載です。
あまり問い詰めず、お互いを尊重したメイクラブがよりふたりの仲を深めることになるのではないかと思います。