性同一性障害体験談を語る麻倉ケイトさん

みなさんこんばんは。ライフ部門のあいです。

本日はこんなニュースを見つけたのでご紹介したいと思います。

手術で女性に生まれ変わった麻倉ケイトさん。ミクの衣装で、つらい障害を乗り越えた体験談と歌を披露するトークショーが教師の間で話題となったのをきっかけに、大阪から近畿各地へと活動の幅が広がっている。背景には教育現場で増える性同一性障害の子供に対するケアの充実を図ろうとする動きがある。(中略)

麻倉さんに関心を寄せる背景には、性同一性障害に対する、教師らの意識の高まりがある。

文部科学省が平成25年に初めて実施した小・中、高校を対象にした全国調査では、少なくとも606人が自分の性別に違和感を訴え、うち165人が性同一性障害と診断された。同省は今年4月、性同一性障害などを抱える子供に対し、服装や髪形、体育の着替えなど細かな配慮を学校として対応するよう各都道府県教委に通知した。

「実写版・初音ミク」は性転換歌手 ショーで教師らに体験談を語るワケとはより引用

麻倉ケイトさんはMtF、つまり男性から女性へ性別を変えた性同一性障害当事者です。

容姿も完全に女性である彼女は上記のような活動をすることには世間の関心を集め、性同一性障害の理解者を増やす為に大いに意味があります。

そして、彼女の活動において更に注目すべきなのは教師の方々に対するトークショーを開かれていることにあります。

性同一性障害当事者は大人になってからならば、ある程度は自身で道を切り開くことが出来ます。

しかし未成年となると話は別で、自身の意思だけではどうにも出来ないことも多く、周囲の理解がなければただただ堪えることしか出来ないからです。

そして子供というのは純粋で、純粋故に時に心ない言葉で人を傷つけてしまうものです。そこでまわりの大人(ここでは教員)の理解とサポートが必至となることもあります。

また、三つ子の魂百までとあるように幼い頃に身につけた習慣や知識というのは大人になってからも根強く残るものです。

逆に言えば、幼いうちから性同一性障害というものが個性の一つであるという認識を持つことが出来れば、ゆくゆくは社会的な理解の拡散に繋がることでしょう。

 

性同一性障害に悩む人は少なくない

前項の引用文にもあるように、平成25年の段階の調査では600人以上の小中高生が性別に違和感を感じているといいます。

全国の中の600人、というと対比的に少なく感じるかも知れません。しかし、600人という人数が苦しんでいる事実。これを周囲がわかってあげられるだけで、当事者は気持ちが楽になれるのです。

引用元の記事の中で麻倉さんもおっしゃっていますが、私たち性同一性障害当事者。いえ、LGBT当事者は何も全てを理解してほしいと、望んでいるわけではありません。

ただ、否定はしないで欲しいんです。

LGBTに関係なく、人の全てを理解することは不可能だと私は考えています。家族、配偶者、友達どれも、大切な人で愛すべき人ですが、そんな人のことでさえ、少なくとも私は全てを理解することは出来ていません。

ですが、否定せずその考え方をもつ個人を尊重することはできるはずです。人間関係は引き算(悪いところを見る)ではなく、足し算(良いところを見る)ことでより豊かになるのだと思っています。

それを理解した上で、性同一性障害という個性を持った人がいるんだよ、と伝えることが出来たらどんなに素敵だろうと麻倉さんの話を読んで改めて思いました。