カミングアウトとは

皆様こんばんは、ライフ部門担当のあいです。

本日はカミングアウトについて、私の実体験を主軸に書いていこうと思います。

そもそもカミングアウトとは何か。

辞書などをひくと、自分が社会一般に誤解や偏見を受けている、マイノリティ(少数派)であることを打ち明ける…といった解説があります。

読んだままですが、ここでは自分が性同一性障害だと、第三者に打ち明けることですね。

 

gidに限らず、LGBTのカミングアウトはたいていかなりの勇気がいるものです。

特に、gidに関しては手術やホルモン療法をすると後戻りが出来ないこともあり、近しい人の反応程怖かったりすると思います。

私はMtFであるというカミングアウトと、両性愛者であるというカミングアウトの両方を経験しましたが前者の方が緊張します。

それはある程度開き直った今も変わっていませんね。

家族へのカミングアウト

私は両親、妹、叔父叔母まではカミングアウトを済ませており、今では全員から理解を得ています。

声に出さないだけ、不満はあるかも知れませんが少なくとも実家に遊びに行ったりするくらいではあります。

しかし、カミングアウトした当初は…家庭崩壊寸前でした(笑)

まずは、母に打ち明けました。

母には両性愛であることはカミングアウト済みでしたが、それでも子供が出来なくなることや、まともな仕事に就けるかなど心配もあったようで、なかなか認めては貰えませんでした。

1ヶ月ほど冷戦状態が続きましたが、その間も必死にgidについて説明し、自分の気持ちを伝え、なんとか納得してもらいました。

その次に父へカミングアウトしたのですが…これは反発が凄かったです。

カミングアウト当初父の年齢が50半ば。オカマやニューハーフと言えば、水商売かテレビででるお笑いタレントくらいのイメージしかなかったからです。

今でこそ、gidについて真面目な特集が組まれたりしますが、その当初は本当に偏見の塊でしたね。

頭がおかしいだの何だのかなり罵られたことを覚えています。

母との1ヶ月が冷戦なら、父とは太平洋戦争でした。お互いが、お互いの気持ちをぶつけ合う怒鳴り合いでしかなかったです。

これがどのくらい続いたかは覚えていませんが、ある時父の書斎に性同一性障害の本があったのを母が見つけました。

これを聞いたとき、自分がどれほど馬鹿だったのか思い知りました。

私は自分を理解して欲しいあまり、父の気持ちを知ろうともしなかったんです。

その日の夜、その気持ちを伝えて謝りお互いの気持ちを全部話し合いました。

完全にわだかまりが解けたのは手術を終えて1年程経ってからでしたが、あの日に謝らなかったら今も絶縁状態だったと思います。

これからカミングアウトを考えている方に伝えたいのはひとつ。

まずはあなたが冷静になって下さい。

わかって欲しいという、自分の気持ちを押し付けるだけではおそらく平行線にしかならないでしょう。

冷静に自分の現状を伝え、相手の言い分を理解するよう努めてみてください。

あとは、長期戦になるを覚悟して焦らずにいけば良い方に進むのではないかと私は考えています。

会社へのカミングアウト

これは戸籍が変わる前で、かつ治療をするのであればせざるを得ないと思います。

会社の体質や、人間関係にもよると思いますが信頼出来る上司に話せると気持ちの面で楽になるのではないでしょうか。

手術、戸籍変更までするとなると一定期間の休暇も必要になりますので、仕事を続けるならば探りを入れる意味でも必要だと私は考えます。

最後に

家族のところでも書きましたが、カミングアウトは自分のことを打ち明けるだけだと考えるべきではないと思います。

自分のことをわかって欲しいとわめくだけでは、赤ん坊と同じになってしまいます。

わかってもらう努力、説明。

相手の言い分を受けとめ、妥協点を探る冷静さ。

もどかしく感じるかも知れませんが、急がば回れです。カミングアウトしたいと思えるくらい大切な人ならば、ゆっくりと歩み寄ることも出来ると思います。

そして、少しずつ理解者を増やして1人で悩まないようにして下さい。

そして、私達もその相談相手の選択肢に入れていただけると幸いです。