こんばんは。
アパレル部門の、しんぽんです。

今日は自分がノンケ(異性愛者・ストレート)の友達にカミングアウト(これまで公にしていなかった自らの性的指向等を表明すること)をした時の話を書いてみようかなと思います。

自分がゲイであることを自覚したのは中学3年の頃だったんですけどね、そこですぐに全てが全て受け入れられたわけではなかったんです。
自分のキャラクターになっている女性っぽい部分なんかをやり玉にあげて、「女男」とか「オカマ」なんて口撃を受けていたんで、今のままでいると嫌われるっていう意識がすごく働いてました、当時。
それと、その時に「ゲイ=女性っぽい=受け入れてもらえない」っていう勝手な思い込みの図式が自分の中で出来上がってしまっていたんですよね。
あくまでこれは自分の中の図式であって、女性っぽさ・ひいてはオネエっぽさを持ち合わせていないゲイの方も多くいるだろうことは、今となればわかっていることではありますけど、当時は情報も特にないもんだから、自分の中の世界でいっぱいになってしまったって感じで。

GAY Rainbow Flag 3D Text Isolated on White with Shadows

そういう状態があったので、高校時代が一番迷走をしていた時期だなーっていうのは、今になって思います。
高校に通う間の通学路の途中に個人経営の書店があったんですよね、こじんまりとした。
ある日の学校の帰り道でその書店に立ち寄って、あるものを発見してしまうわけです。そう、ゲイ雑誌。
その当時だとまだ「Bʌ́di」は発行されていなかったから、「薔薇族」とかが書店の棚に背表紙が並んでいるのを見かけた時は衝撃的だったなー、自分の中で。
なので、当時の自分はそのこじんまりとした書店で学校帰りなんかに「薔薇族」を買って帰って、ゲイの情報を入手してました。
でも、なかなかそんな自分の性的指向をオープンには出来ずにいて、女の子とデートをしたりしてカムフラージュしてたなんてこともありました。
すごく自分のやってることがちぐはぐしてる感じがしてた時期ですね。

そして、20歳になった時。
文通で知り合ったゲイの友達と新宿2丁目のゲイバーに初めて行くことになりました。
その知り合った友達は同い年の子で、自分よりは新宿2丁目に詳しかった子だったんで、連れていってもらったんですよね。
初めて行った新宿2丁目のゲイバーは、自分としては特にまた来たいと思えるようなところではなくて、なんとなく人が集まってきてるだけみたいな感じがしたかな。
もっと何か出会いがあるものなのかもという事前の印象が強かったからかもしれないです。
でも、ゲイバーに行ったことで、遊び場としては慣れないけれど、ゲイである自分の受け入れはこの頃からすーっとしてきた感じがします。

20歳の時の自分ってとってもアクティブだったんですよね。
やりたいことに色々とチャレンジをしていた感じ。
英会話を習ってみたくて英会話教室に通ってみたり、自己啓発にはまってみたり。
おかげで学校の友達以外に、色々なタイプの人と知り合うことが出来ました。人との繋がりを求めてた時期だったかなーって今では思います。
そして、その仲良くなった友達に向けてカミングアウトをしたのが初めてのカミングアウトでした。

自分がゲイであること、そういう性的指向を抱えているってことは自分にとっては一部分でしかないけれど、そこを隠した状態で人と接することは、すごく壁を作って接している感じがして、心の部分で繋がることはゲイであることをオープンにしていかないと出来ないかなって、自分の場合は感じてたんですよね。
共感をしてほしいわけでもないし、理解をしてほしいわけでも当時はなかったです。
ただただ、自分はゲイって側面をもってるんだよってことを、当時仲良くしていたノンケの友達にも知っていて欲しかった。ただ知っていてくれさえいれば良かった。そんな感じが自分の中にあったなって。

ある時、友達グループの前で自己開示できるタイミングがあって、カミングアウトしました。
一生懸命、自分のことを話した気がします。
話を聞いた後の友達からは「それだけ信頼してくれてありがとう」とか、勇気のいる告白を讃えてくれるような言葉をたくさんかけてもらって、拒絶されるなんてことはありませんでした。
当時の友達には本当に感謝しています。おかげで自分のことをオープンに出来る安心さを与えてもらえたから。
カミングアウトすることが全ての人にとってプラスになるかはわかりません。あえて、オープンにしないという選択もあって当然だと思います。
ただ、自分の性的指向や性自認をクローゼットにしていることで罪悪感だったり、モヤモヤする感覚を持っているってことがあるなら、実際にオープンリーにするかどうかはさておき、カミングアウトする選択というのもじっくり考えてみるのもいいのではないかなーとは思います。

LGBT(レズ・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)であることをあえてオープンにはせずに同じような仲間にだけ知っていてもらえばいいやという感じで生きていくことももちろん出来るし、あえてオープンにしてLGBT(レズ・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)であることが別に特別なことではないんだよということを自己発信していく生き方も出来ますもんね。
全てはその人がどういう自分でありたいか、望む自分でいられるように選択していけばいいのかなって思います。