こんにちは!!LGBT-JAPAN 代表の田附 亮です。

もうご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、以前ホームページでご紹介させていただいたGID(性同一性障害)のFTm(女性で生まれたが性自認は男性)の方が主人公の映画

《アバウト・レイ 16歳の決断》が本国アメリカでの無期限延期に伴い、日本での公開も無期限延期になったと、映画配給会社の株式会社 ファントム・フィルム様から私に連絡がございました。

下記、報告書が映画配給会社様から発表されたものを添付致します。
チケットを前売りで購入された方へのお知らせもありますのでご参照ください。

《アバウト・レイ 16歳の決断》の無期限延期に伴うお詫びとお知らせ

株式会社ファントム・フィルム様は、表立ってLGBTフレンドリー企業として表明をされておりませんが、《アバウト・レイ 16歳の決断》に伴い、ご担当者様始め、この映画のプロジェクトに向かって皆様、非常に当事者に親身になってくださり、私はLGBTフレンドリー企業と思っています。

簡単な気持ちで公開するのではなく、とてもメッセージ性に富んだ映画内容なだけに、ファントム・フィルム様も言葉使いや表現一つ一つに慎重かつ寄り添って制作してくださっておりました。

性同一性障害でFTM(女性で生まれて性自認は男性)の方が主人公と言う事から、私にGID(性同一性障害)でFTM(女性で生まれて性自認は男性)の表現の仕方や、当事者が観たらどう受け止めるかなどを聞きたいとご連絡くださった事がそもそものご縁です。

GID(性同一性障害)の映画でもあり、家族の話でもある

ストーリーは、主人公のレイが女の子で生まれたが、本当は男の子として自覚しているGID(性同一性障害)の子だという設定です。

彼が、ホルモン治療を始めるにあたって、家族にカミングアウトをする所から始まります。

時々、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)の事を初めて聞くという方で、FTM(女性で生まれたが性自認は男性)の方とレズビアンの方が同じと思っている方も少なくありません。

当事者間では、違いはわかるのですが、当事者でないと難しい部分もあります。

レズビアンとFTM(女性で生まれたが性自認は男性)の違いは、自分の性別をどう自覚しているかです。

ざっくりと説明させて頂きますと、
生まれた時が女性で、自分の事も女性と自覚している。そして恋愛対象は女性の方は、同性同士となりますのでレズビアン。

生まれた時が女性で、自分の事を男性と自覚している。この時点で性同一性障害のFTM(女性で生まれたが性自認は男性)となります。

性の自覚と、恋愛対象で変わってきます。

詳しくは、FTM(生まれた時は女性で性自認は男性)でも男性が好き!!FTMゲイへの理解について。を御覧ください。

《アバウト・レイ 16歳の決断》では登場人物の中にレズビアンのおばあちゃんも登場します。

そのおばあちゃんとの葛藤や、お母さんとの距離など、予告だけ観ても人間関係が非常にリアルな作品のように感じました。

その中で、一度は関係が崩れそうな家族間もレイのカミングアウトにより、より深い絆になっていくように解釈しました。

私は公開前の情報を抜粋した部分での解釈ですので、一本まるまる観たら受け取り方が異なっていたり、受け取り手でも異なってきますので、あくまで参考程度にお読みください。

GID(性同一性障害)のFTM(女性で生まれたが性自認は男性)で、なおかつレズビアンの家族がいる。
さらに、FTM当事者のカミングアウトから始まる映画で、大物ハリウッド女優さん達が出演してくれている事が、今までにない公開への期待を高めてくださりました。

それなでけに、無期限延期の報告は私だけでなく、力を入れてくださっていた配給会社の方々、情報を聞いた皆様が驚きの後に残念感が襲っている事とと思います。

しかし、前向きに捉えると、今まで注目されていなかったLGBTに対して、日本の映画配給会社様が着目してくださった事。本国でも大物ハリウッド女優さんを起用してくれた事。

これは大きな変化です。

無期限延期。中止!と一言で終わっていない事から、ほんの数%でも公開への可能性があると期待して、みんなで待ちましょう!!