こんばんは。

LGBT-JAPAN事業企画部のしゅうです。

この度、LGBT-JAPANの事業企画部と飲食部門のリーダーを兼任させていただくこととなりました。

皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。

 

さて、今回は就職活動について僕の体験と考えをお伝えいたします。

 

FTM(体は女性で生まれ、心は男性)しゅうの就活体験談

大学3年生の秋。僕は悩んでいました。

原因は就活です。

悩みの観点は2つありました。

 

まず1つ目。

就職するということに全く興味がない。

そもそもやりたいこと、やってみたいことがありませんでした。

この時点で「おい、大丈夫か?」って思いますよね。(笑)

 

2つ目。

自分が女性として働くというイメージが全く湧かなかった。

当時の僕は、まだ周りにカミングアウトもしておらず

自分が性同一性障害だということを

このまま一生隠して生きていかなきゃと思っていました。

なので、この時点で自分が男性として社会に出ることは想像もしていませんでした。

 

いよいよ就活を始める時期

そんなこんなで悩んでいるばかりで、時間だけが過ぎていき

いよいよ本格的に周りの同級生が就活を始める時期。

なぜか、就活に興味がなく、むしろ避けたいと思っていた僕ですが

だからこそなのか、危機感だけは感じており

大学で「就活ゼミ」という講座があり、

一学年でたった40名程度しか受けることのできない講座に申し込んでいました。

その就活ゼミでは外部の講師が一人ひとりと向き合い

就活に必要な情報収集の仕方や、面接の練習、自己PRの添削など

本当にたくさんのことを教えてもらいました。

 

苦痛とストレスのポイント

同じ就活ゼミの仲間たちが、エントリーシートや面接で忙しくしている中

僕は一社のエントリーシートも書かず

日経新聞を読むというミッションしかこなしていませんでした。

就活に全く歩を進められていなかったんです。

理由はいくつもあります。

・名前をフルネームで言わなければいけない。

・化粧をしなければいけない。

・自分の心に嘘をついているという後ろめたさからか、自分自身のアピールポイントなんて何一つないと思っていた。

主に、こんな感じだったと思います。

 

就活に対して、興味もなければ、楽しくもない。

苦痛とストレスでしかない。

希望もない。未来もない。

本気でそう思っていました。

 

色んな人との出会いから

振り返ると、この時が人生で一番辛い時期だったと今でも思います。

それでも周りの友達には、気づかれないようにしようと

必死に平然を装っていました。

でも、限界ってくるんですね。

仲の良かった友達を飲みに行こうと誘い、そこでネガティブワードを連発。

その日のその居酒屋で出会ったのが

我らがLGBT-JAPAN代表の亮さんでした。

その日の亮さんやたくさんの人たちとの出会いが

どん底から抜け出すきっかけとなりました。

 

結局、就活することなく卒業

どん底から抜け出すきっかけをもらい

そこから僕の人生は予想もしていない展開で動いていきました。

当時、亮さんが働いていた居酒屋の会社でアルバイトを始め

そのまま大学卒業を迎え、一時フリーターとなりますが

手術を終えて、社員として働かせていただきました。

結局、就活の準備は周りよりしていたはずなのに

就活することなく、社会人となりました。

現在は、居酒屋の会社を辞め、転職して一般企業に勤めています。

 

就職活動で悩んでいるGIDの方へ

履歴書に事実を書くこと。

面接時に本当の自分をさらけ出すこと。

すべてに嘘をつくこと。

色んな方がいるかと思います。

 

そして、採用する企業側から差別や人権侵害とも取れるようなことを

言われたり、けなされたり、GIDを理由に不採用にされたり。

様々だと思います。

正直、辛いことのほうが多いと思います。

 

ただ、それをどう捉えて、どう乗り越えるか。

きっとここを乗り越えられれば、この先少々の辛いことは今よりずっと踏ん張れます。

 

僕はいつも辛いことがあった時、こう考えます。

試練だと。

「試練は乗り越えられる人にしか、与えられない」

そして、一つだけ僕の実体験からの事実として

試練を乗り越えてきた時は、絶対に自分一人ではなく

周りの人に助けてもらったということを、お伝えしたいです。

 

一人で抱え込まないこと。

これは就活に限らず言えることだと思います。

 

周りの人や、もちろん僕らでも構いません。

いつでも相談してください。

 

LGBT-JAPAN しゅう