女装、男装、異性装

みなさんこんにちは、あいです。

みなさんは異性装、という言葉をご存知でしょうか?読んで時のごとく、異性の装いをするということ。

簡単に言ってしまえば男性が女性の格好をすることを女装。女性が男性の格好をすることを男性。

異性装のなかでもどちらかと言うと、女装という言葉のほうが耳にする機会が多いのでタイトルには”女装”と書きましたが、どちらも異性装です。

最近では女の子のように可愛い”男の娘”が流行ったり、男装喫茶があったりと異性装者やそういった人達を取り上げる場が多くなった様に思います。

では、異性装をする人達の性自認は一体どうなっているのか。本日はそこを考えてみたいと思います。

性自認とは

性自認とは、心の性別がなんなのか自分自身がどう捉えているかという自己認識のことです。

性自認には身体の性別は関係なく、あくまでも自身がこうありたい、こうであると考える性別のこと。

性自認と身体の性別が不一致である状態を性同一性障害といいます。生まれ持った身体が女性で、性自認が男性であればFtM、逆に生まれ持った身体が男性で性自認が女性ならばMtFとなります。

では、ここで本題に戻ります。異性装をする人達の性自認はどうなっているのでしょう。

私は異性装をする人の性自認が、身体の性別と違っているとは考えていません。

異性装をする人の多くは趣味としてだったり、ストレスの発散としてだったり、様々な理由から異性装をしているように見受けられます。

異性装はその特異性から特別視されることが多いですが、一種の変身願望であると私は考えています。

近いもので言えばコスプレなどがあります。好きなキャラクターを演じる、自身を作品として完成度を求めるといった姿勢は似通うものがあるのでは、と思います。

異性装と性同一性障害

では、性同一性障害当事者の装いについてはどうでしょうか。

性同一性障害は身体と性自認が不一致な人達のことを指します。私もそうですが、身体は男性として生まれましたが性自認は女性で、その差に苦しんだ時期があります。

今は身体、戸籍ともに女性として生活しているので特に苦に感じるところはありませんが、治療前、つまり身体が男性だった頃は様々な悩みがありました。その悩みの大きな一つが服装です。

これは多くの性同一性障害当事者が経験するかと思います。性自認に合った服装をするということは身体の性別に反した服装をするということであり、周りから見ると異性装として見られてしまうことも少なくはありせん。

しかし、当人にしてみれば自分の性自認に合った装いをしているだけなのでそれは異性装ではないわけです。むしろ、身体の性別に合わせた装いをしている時こそ異性装と言えるかも知れません。

私も男性として生活していた学生時代、男物の服を着て生活するのが嫌で仕方ありませんでした。しかし、友人に「心は女なんだし、今は男装しているだけでしょ?」と言われ楽になったのを覚えています。

そうは言っても、周りから見たら見た目の性別と服装の性別が合っていなければ異性装に見えるでしょ?と仰るよう方もいらっしゃることでしょう。

それはその通りです。しかし、それは仕方のないこと。

だって、外見を見ただけでその人がどんな気持ちで生きているか、なんてわからないのですから。

異性装を否定する意味では決してありません。

大切なのは、異性装者と性同一性障害当事者のそれぞれがどういったことを考えて、その服装を選んでいるかということだと思います。